「まったく新しい映画体験をヒプマイでさせてくれてありがとう。」ヒプノシスマイク Division Rap Battle シチジンさんの映画レビュー(感想・評価)
まったく新しい映画体験をヒプマイでさせてくれてありがとう。
主題歌「ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem- +」をバックに流れるOP映像がもう最高。ヒプマイの原点にして頂点のあの曲にのってMCたちがぐわんぐわん動くところを観られるだけで、毎回その日のチケットの元を取れたと思える。
キャラクターの3Dモデルも、原作のキャラデザを完全再現されていてまったく違和感がなかった。表情豊かにステージで戦うMCたちの生き生きとした姿は、この3DCG映像でしか表現できないだろうと思う。
FIRST STAGEは、どのバトルも最先端の3DCGの映像技術が駆使された大迫力のバトルで、これを映画館のスクリーンで何度でも観られる、そんなことがあっていいのかと噛みしめながら鑑賞。「Last Man Standing」が個人的に大好きで、初っ端からボルテージを限界突破させてくれる。
ディビジョンごとのラップ曲も、そのチームの歩んできた歴史、コンセプトが色彩豊かに表現されていて、どのチームが勝ち進んでも満足できる展開だった。特にBad Ass Templeの「シンジルチカラ」は曲のノリがとてもよく、他のヘッズとリングライトを振るのがとても楽しかった。
中王区とのバトルで、まさかのMCたちがスピーカーに乗り空中を飛び回るという展開を見せられ、原作の要素をここまで映像的に昇華できるものかと感動した。スピーカーの乗り方にもそれぞれの個性が反映されていて、どのチームも一度や二度では足りないほど見応えがあった。
バトルを制したディビジョンが最後に披露するステージは、何度も鑑賞するごとにコーレスや手拍子などの勝手がわかるようになり、どんどんとライブに参加しているかのような感覚を味わえた。
最寄りの劇場で再再上映が終了したこの機にレビュー。
「ヒプノシスマイク」というジャンルの魅力を余すところなく映像化してくれた作品だと思う。
本当にありがとうございました。
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