「未履修女子2人、見事にハマりました」ヒプノシスマイク Division Rap Battle kayaさんの映画レビュー(感想・評価)
未履修女子2人、見事にハマりました
ヒプノシスマイクというコンテンツが流行っているのは随分前から知っていて、なんかイケメンがいっぱい出ているしどうやら音楽もカッコよさそうでオタク女子なら間違いなくハマりそうだとは思っていたけれど、様々なメディアで多角展開されているが故にどこからどうやって取っつけばいいのか分からなくて、ず~っと気になりつつ放置してました。今回、それが映画化!しかも日本初のインタラクティブ映画!ということで、ちょうど良い機会だと思い、オタク歴50年の母がオタク化し始めた娘を誘って未履修のまま見に行きました。
案の定、ハマりまくりです。
こんなオタクホイホイなコンテンツ、反則ですやん。
公開翌日に映画を見て、その時はいろんなキャラがいたな~、みんな見目麗しかったなぁ、音楽かっこよかったなぁ、観客も盛り上がってて生のライブみたいに楽しかったなぁ、くらいだったのですが、音楽かっこよかったからまた聴きたいし、見目麗しかったキャラのバックグラウンドや人間関係詳しく知りたくなってくるし。あれこれ聴いたりマンガ買って読みまくったりして、贔屓のキャラやチームを作って2回目参戦、3回目参戦、ですよ。ヤバ。しかもまだまだあのキャラが勝つとこ見たい!あの場面もう一度見たい!でリピートしそう。一人一回2500円もするのに。
ちなみに私、好きな音楽はクラシックとメタル。普段はラップって聞きません。ヒップホップはむしろ好きじゃない。JポップもKポップもよく分からない。ボカロは好んで聞くわけじゃないけど、割と初期から馴染んでるかな、そんな音楽生活。
でもそんな私にとっても時間を忘れるほどとても楽しかった。声優さん歌超上手いな~。ラップカッコいいなぁ。分厚い音もカッコいい。結構シンフォニックで聴き応えあって素敵。聴いてて身体が気持ち良いから何度でも聴きたくなる。(腐女子ならカップリングもいっぱい浮かんでくるね!)
テレビ放映されたアニメは見ていないので、今回の映画の映像表現がテレビアニメを踏襲したものなのか、映画独自のものなのかは知りませんが、本来言葉と音のぶつかり合いが肝である世界観を視覚的にも効果的に描き出していることにも感心した。
バトルを前にマイクが変形しスピーカーが出現する様子は、仮面ライダーや何とかレンジャーやセラムンプリキュアなどの変身モノの様式美を引き継いでいるのも良い。
とにもかくにも、オタク心を満たしてくれる様々な仕掛けがニクい。
てなわけで、女オタクなら必ずどこかしら何かしらで釣られそうな映画。何度も見たくなる映画。なので満点。
上質なライブを見に行った満足感があります。リングライトのキラキラも綺麗だったな。まず見に行くなら応援上映ですね。
男性の感想をもっと聞いてみたい気はします。
登場するのが池袋・新宿・渋谷・横浜・名古屋・大阪のチーム。池袋の映画館では池袋のチームがほぼ優勝し、新宿では新宿の、渋谷では渋谷の、横浜では横浜のチームが優勝しているらしい。加えて都内の場合、ファンクラブ内で申し合わせでもあったのだろうか、日比谷TOHOでは中王区が、日本橋TOHOでは大阪が、Tジョイ品川では名古屋が勝つらしい。
推しのチームが勝つところを偶然ではなくほぼ確定で観ることができるとは、首都圏はやはりオタ活推し活では恵まれているなとありがたさを噛みしめる私であった。
これまで公開翌日の池袋TOHOを皮切りに、日本橋TOHOとTジョイ品川の3館で観ましたが、個人的体感では、音響的に一番臨場感があって正にディビジョンラップバトルの会場にいる気分になれたのは池袋TOHO、観客が一番熱かったのはTジョイ品川でした。
※バトル前の各キャラの名乗りのシーンは応援上映ではキャラごとに拍手が入る。疲れ切ったネガティブサラリーマンキャラが「ジャパニーズサラリーマンの生き様を見せてやる!」みたいな啖呵を切るシーンでとりわけ拍手が大きかったことに、このコンテンツを支えているのは働くお姉さん達なんだな~、と実感させられました。
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