HERE 時を越えてのレビュー・感想・評価
全138件中、21~40件目を表示
切なくなる映画
フォレスト・ガンプのメンバーとのこと
同じアングルでずっとやってて
予算安そう、利益率高そう
ダイナミックさがなくて窮屈な感じあり
場面展開が行ったり来たりして
誰がどういう関係かわからないのがあった
話自体は面白かったし
人生考えさせられる切ない感じで
時代も反映されてて
でもなんか大きな感動とかはなかった
なんで老年で離婚したり
家族のために働いてきた人々を、抑圧されてきた
と捉えるのか疑問
なんで絵を描くのを辞めたか知らないとか
夫婦のコミニケーションってなに?
という感じ
こういう哲学や思想で生きてるから
幸せな感じがなかった
まず一人の人間の個があって
自分と自己の実現とその環境みたいな
捕まえ方を人生や場所にしてて共感できなあ
そこは大事な人と一緒に過ごした場所だから
行ったり来たりの時系列が残念
トム・ハンクス(リチャード)とロビン・ライト(マーガレット)は、子作り上手ですね。「フォレストガンプ」の時も頑張りました。VFXで表現されていた2人の若い頃の映像には、驚愕しました。昔だったら、苦心してメーキャップしながら若作りをしたと思います。定点観測でカメラを固定して、古代から現在までを表現するアイディアは、良かったと思いますが、時系列がバラバラなのが残念でした。昔と今を行ったり来たりしながら表現しているので、私はついていけませんでした😭。前半の50分ぐらいを古代からリチャードが誕生するまでとし、残りをリチャードが成長し、マーガレットと出会って老いるまでの流れの作品にして欲しかったです。
悲しみは大切な感情だ
こないだ鑑賞してきました🎬
カメラ固定で、ある家に住む家族を何世代も映し出すストーリー。
実質主人公のリチャードにはトム・ハンクス🙂
演技力は健在で、ある電話シーンの間の取り方は絶妙です。
リチャードの奥さんになるマーガレットにはロビン・ライト🙂
結婚してから徐々に変化していく2人の関係を、情感豊かに表現していましたね😳
リチャードの父、アルにはポール・ベタニー🙂
恐らくアルコール依存で、やたらと声を張り上げてますが…時折みせる人間味がリアルでした。
アルの妻、ローズにはケリー・ライリー🙂
なにかと騒がしい夫を献身的に支える女性として、静かながら確かな存在感を発揮します😀
「フォレスト・ガンプ」
のキャストが再集結した本作、期待していました🤔
私は俳優さんの表情を重視しているので、アップが少ない点は寂しかったです😔
しかし人の死に焦点を当てたドラマは見応え充分🖐️
これもまたひとつの映画の形なので、このスタイルが好きな方には見逃せない1本となるでしょう🫡
HERE(ここ)より永遠に
ある場所を何百年(何億年?)の歳月で定点観測していくというアイデアは面白そう!と思って見てみたのだけれど。
逆に言うとそのアイデア一発のみで成り立っていて、感興が湧くような物語性に乏しい。トム・ハンクスとロビン・ライトの夫婦の挿話がメインなんだろうけど、それとてたいしたドラマがあるわけでもなく。また、てっきり時系列に沿って進んでいくのかと思いきや、行ったり来たりコラージュされるので、細かい部分がよくわからん。最後いろんな時代の断片が明滅するところはなかなか良かった(恐龍時代から歴史をたどっていく流れは、「デイヴィッド・バーンのトゥルー・ストーリー」の冒頭にもあった)。
エンドロールで流すなら、そこはビートルズの“Here, there and everywhere”だろと思った。
同じ場所で違う時代に生きた人々をコラージュして見せる独自の映像表現
① 最新のデジタル技術を駆使した映像
同じ一軒家に住む(ただし時間軸が違う)何組かの家族の暮らしを
リビングルームでカメラ固定のまま映し出す。家が建つよりはるか昔の
場面もあるがとにかくカメラの向きと画角は変わらない。見せ方として
ズームやカット割りは一切なし。時々画面が分割され、それによって現れた
小窓のような映像がだんだん大きくなっていつの間にか違う時代の映像に
替わっていたりする。画面をコラージュすることで違う時代の人物が同じ
スクリーンに映し出されている時もある。
文章がへたくそなものでどんな映画かを説明するのが難しい。とにかく
一般的な劇映画とは一味も二味も違った映像体験ができた。最新の
デジタル技術を駆使して一流のスタッフ・キャストが力を合わせると
こんなに高水準の映画が出来上がるんだと感心した。
何組かの家族の中でリチャード(トム・ハンクス)とマーガレット(ロビン・ライト)
の人生を描く部分がかなりの比重を占める。なんと彼らは10代から70代までを
同じ俳優が演じている。これも特殊メイクではなくデジタル技術によって
違和感なく見せているというのだから驚きだ。
② 客観的視点による定点観測
様々な人間模様が描かれているとは言え、特定の誰かの感情に寄り添って
共感を求めたり感動させたりする類の映画ではない。カメラは客観的に
その場の映像と音を捉えているだけだ。その映像と音から何を感じるかは
鑑賞者に委ねられている。
起承転結のはっきりしたドラマが観たい人には向かないかもしれない。
自分は徹底した客観性が良かったと思うし最後まで興味深く鑑賞した。
③ 現在とは違う時代に思いを馳せる感覚。
昭和の中期に生まれた自分は今日まで何十年にも亘る時代を生きてきた。
子供の頃、SF漫画や映画が描く未来に憧れたり未来の想像図のようなものを
見てわくわくした感覚を今でも覚えている。
逆に今では子供の頃の写真を見て懐かしんだり自分が写っていなくても
かなり昔の写真を見て時代が大きく変わったのを実感することがある。
軍服姿の親戚の写真を見て、映画ではない現実としてそういうことが
あったんだと切ない気持ちになったりもした。
古い写真に写っている、当時としては何でもないような風景だったり
服装だったり家具家電・調度品だったりを今見ると、別世界のもののように
感じてしまう。
この映画では各時代ごとに電話・テレビ・掃除機などをさりげなく見せる。
窓の外を車が通りすぎることもある。そしてそれらがやっぱり時代を感じさせる。
あと、部屋の構造自体は全く変わらないのに住人が変わると部屋の装飾や家具・
調度品がまるで違うものになっていて面白い。
あえて説明されなくても映像を見たら大体いつ頃かが分かる。時代を感じさせる
ものを見ているだけでも楽しかった。全編を通じて、現在とは違う時代に思いを
馳せる感覚が味わえた。優秀な美術スタッフに感謝。
④ 歴史
歴史が得意ではない自分からしたらピンと来ない部分もあったが、
「フォレスト・ガンプ/一期一会」(1994年製作 原題:Forrest Gump)
のように歴史的出来事を絡めた描写が結構あった。ごく普通の人々が
登場人物なので会話に絡めたりテレビの映像として流したりだったが
この構成も面白いと感じた。あとは「これって〇十年代に流行ったよね?」
というものも出てきた。
思いつくままに書いたら何だかまとまりのない文章になってしまった。
これだけ書いてもまだ映画を観て感じたことが伝えきれていない感じ。
文章力のなさを嘆きつつ、少なくとも自分は観て良かったと思う。
定点カメラが紡ぐある場所の記憶
ロバート・ゼメキス監督の実験的な作品。
ロバート・ゼメキスといえば時間を旅するSFの傑作「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の監督だ。その監督が今回も時間を旅する作品を作った。
ただ、今回は目まぐるしくシーンを展開する映画ではなく、一箇所にカメラを固定し、何世代もの家族を撮影し続けるという定点観測映画だ。
主演は「フォレスト・ガンプ」でゼメキス監督と組んだトム・ハンクスとロビン・ライト。共同脚本もエリック・ロスというフォレスト・ガンプチームが再集結した。
舞台は米国のある場所。太古の恐竜時代から先住民族の時代、植民地時代からそこに家が建ち、いくつもの家族が暮らす現代までの時代を同じ場所の定点カメラで映し出す。
メインとなる物語は第2次大戦後にある夫婦がこの家を購入し、その息子リチャード(トム・ハンクス)が生まれてからの話。彼は若くしてマーガレット(ロビン・ライト)と結婚し、娘が生まれ家族の歴史が紡がれていく。
この映画の特殊な形態を聞いたとき、カメラを固定しシーンが展開しないと飽きてしまうのではないかと心配した。結論を言うと飽きることはなかった。リチャードの家族を時間通りに追うのは流石に飽きるだろうが、この映画では太古の昔や未来がリチャードの家族の時間軸にカットインされるのだ。
この映画の原作は大ヒットしたアメリカのグラフィック絵本。その絵本の見せ方を再現しているのだが、絵本と映画は別物だ。
映画のダイナミズムはシーンとカットを繋いで縦横無尽に動き回るカメラともいえるのではないか。カメラを固定し歴史を写すと言うのは斬新ではあるが、はたして映画として成功しているかといえば、いささか疑問だ。物語は同じ部屋でのエピソードのみなのでステレオタイプなアメリカの家庭の描写に終始してしまっている。
ただ、60歳にも差し掛かった自分の歴史も重ね合わせてしまい、ラストは目頭が熱くなった。その意味ではこの斬新な試みは成功しているともいえる。
なお、ハンクスとライトは10代から老年までを本人が演じている。VFXの技術があってこそ可能としているが、演技はVFXではないので演じ分けは流石としか言いようがない。
いろいろとお疲れ様でした
定点で104分。役者さんもカメラさんも大道具さんも小道具さんも時代考証さんもCGクリエイターさんも衣装さんもサウンドクリエーターさんも本当におつかれさまでした。グラフィックノベル「Here」をベースにした定点カメラにこだわった作品を再現すると決めた時点で、ストーリーよりもギミックに重きが置かれるのは仕方ないとして、それでもやろうと決めて撮り切ったロバート・ゼメキス監督と出演したそのご家族様もお疲れ様でした。メインのストーリーのなんの面白みもない話しを演じきった主演のトム・ハンクスさんもお疲れ様でした。先延ばしにする癖を辞めて好きなことをすることの大切さを教わりました。あと自分。よく寝ずに最後まで見続けましたね。本当にお疲れ様でした。他のお客さんもお疲れ様でした。厳しいって。
それではハバナイスムービー!
世界最長固定カメラ映画
タイトルなし(ネタバレ)
定点で環境・人間・家族の移り変わり、歴史を一挙に浴びた。
服装や背景、会話の内容から時代の変遷を読み取るのが最初難しく追いつくのに必死になっていたけど、メインのトムハンクスの時代にどんどん絞られて行ったのでそこの物語に集中できた。
一度にいろんな時代のいろんな家族の話がギュッとまとめられているので朝ドラを何本も並行して一気見してる感覚だった。
要所要所で出てくるハチドリが幸運の鳥と見て、そ全ての時代で必ずしもそうだったわけではないけれども、ある家族の幸せの形を、私は今見届けたのかなと思った。
主人公は家
自分の人生を投影しながら観る作品
人は生まれてから、誰かと出会い、愛を育み、家族を育てる、やがて老いて、生涯を終える。本作は、人類が始まって以来、太古の昔から時代や世代を超えて繰り返されできた、そんな人々の営みを定点カメラによって現代までずっと映し出している作品だ。
10代、20代の若い世代向けではないかも知れないが、ある程度振り返るに足る年数を人生で費やした人々にとっては、住んでいる国や時代が異なっていても、登場人物の誰か、あるいは起きる何らかの出来事に自分自身を重ねることができて、胸に刺さるに違いない。
ところで、VFXを駆使して主演の二人が10代から70代まで演じているが、そこまで必要だっのだろうか?若手の役者と交代だと出演時間が少なくなってしまうといった懸念でもあったのだろうか?それこそ、ロビン・ライトが主演を務めた2013年制作の『コングレス未来学会議(The Congress)』を思い出してしまう。
固定カメラ的撮影🎥
トム・ハンクスさん劇場鑑賞は意外に初かも❓なんでもみるけど惹かれるのが邦画が多いから、トム・ハンクスさんの作品は家で観て好きなやついっぱいあるけど、劇場で観るの初だったかもしれない🫢。
アップダウンは無いが個人的には好きな方かな🤔、リチャード達がメインなんだけどちょいちょい前の家族や時代近々の家族が出てきてそのあたりだけ時系列にしてほしかったとは思うが唯一の一つの場面だけ良かった所が👍、近々時代の黒人家族が家を出るために家具を移動中に鏡のついた家具をちょうどメイン部屋の反対が写る位置に置いてご飯休憩、その最中鏡の一部がリチャード達の時代になり父の介護ついて話をしてる所が写り時代が違うのに写って嫌がっている会話が聞けたシーンはこの撮影の上手い使い方でしたね👏。
アルの写真撮る時の照明ライトには笑かせてもらったが(笑)、その時代にその発想あるかな❓。
一つの家族が長くいれば必然的に順番に別れが来てしまうよね、泣く事は無かったが悲しい気持ちになりました😢。飛行機お父さんも事故じゃないけど病気をわらべ歌的に皮肉ってる感がなんかイナメナイね仕方ないのに。
あの土地に関係あった家族って時系列は
原始夫婦→戦争時代(この時代だけ家族無し)→飛行機家族→ソファー発明夫婦→リチャード家族→黒人家族で良いのかな❓。
ロバート・ゼメキス監督も令和健在ですね、恐竜時代のCGも凄く綺麗でした🤩。プラスマイナス合わせたらプラスで私は楽しませてもらいました。
トム・ハンクスさんはいいとこつく作品多くて、こちらも健在してて良でした‼️。
顔が?
この撮り方・構成であれば、伏線・仕掛・捻りが欲しかった。。
ロバート・ゼメキス監督の映画。
そして、トム・ハンクス主演。
彼らの映画と言えば、『フォレスト・ガンプ』は覚えていた。
『キャスト・アウェイ』もなのね。
でも、なんといっても『バック・トゥ・ザ・フィーチャー』が有名。
あらためてwikiを見て見ると、ジョディ・フォスターの『コンタクト』も監督してたんですね。
80年代は人気作品ばかり監督しているイメージがあった。
久しぶりに名前を聞いて、是非見てみたいと思って行ってみた。
事前に口コミサイトを見ていたけど、評判がよろしくない。
実験的という言葉を見て、劇場で見ておこうと思った。
たしかに実験的というのか、定点映像で同じアングルでの画が続く。
映画冒頭では恐竜のいる時代から隕石が落ちて氷河期~近代まで一気に描かれる。
なぜ、その場所なのか特に理由は分からなかった。
第二次大戦後に住み始める家族の話がメイン。
その家族の子供がトム・ハンクス。
先住民、独立戦争自体、家族三世代、その後に引っ越してくる別の家族。
その時代がいったりきたりで描かれる。
意外に集中して見ていたのか、気づくと1時間30分が経っていた。
ただ、ホント集中してみていないと、描かれる時代がしょっちゅう変わるので分からなくなってしまう。
基本、同じ画角、引きの映像が続く。
だから、トム・ハンクスが演じる若い頃も気にならなかった。
試みは良いと思うが、この撮り方をするなら、もっと脚本を練らないとダメですね。
ただ、家族の歴史を見せられただけという印象。
もっと、伏線、仕掛、捻りが欲しかった。
家族のドラマを定点カメラで描かれ、それがなぜか太古の昔から現代のメインで描かれる家族以外まで。
私も、事前に見た口コミ評価と変わらない評価となってしまった。
一つの視点で地球の始まりから現代まで。
Time flies.なのでいい映画いっぱい見ましょ
ゼメキスの挑戦的実験作品。定置カメラで一つの場所のみを、太古から現在に至るまでを最新VFXを駆使してとらえ続ける。
クローズアップなし、時代もあちこち飛ぶのでエピソードも浅く、咀嚼しにくいんですが、まあそれはそれでいいんです。
初めからそういうコンセプトで挑戦してやっているのだし、最後にちょっとホロっとさせるところまで持ってくるのは流石ゼメキスの力量でしょう。
でも次回は外に出ていっぱい暴れて下さいね。
リチャードとマーガレットの、ちょっと落ち着きないげどロースクールには合格してしまう娘役やってたザザ・ゼメキスは、ロバート・ゼメキスの実の娘。父子共に天才肌なのかな。
あと母役のケリー・ライリー イギリス出身だけに今回のような上品な役が似合う今どき稀有な女優さん。
「ヘンダーソン夫人の贈り物」以来のファンです。
定点観測ならでの展開がもう少しほしい
定点観測映画という発想は面白い。あの場所、あの家に暮らす家族の物語と思っていた。でも実際は、時代を超えでいくつかの家族を描いた群像劇に近い。同じ部屋の同じ場所でカメラを固定して映し出される物語の描き方はいろいろと工夫されていたし、撮影も大変だったんだろうなと想像する。出演する俳優(特にトム・ハンクスとロビン・ライト)の特殊メイク?CG?も素晴らしい。若い時から年老いてまで違和感が全くなかった。この手の技術は本当進歩しているなと感じる。
でも、観ていても気持ちがあまり乗らない。定点カメラだから飽きさせないようにと考えたのかもしれないが、場面転換が多すぎる。これでは、今どの時代の物語なのかを理解することに意識がいってしまい感情移入しづらかった。でも、そもそもどの家族にも大きな事件が起きるわけでもない。若い男女が家族となり、新しい家族が生まれ、子どもが旅立ち、年老いた家族が亡くなっていく。そんな家族の物語が比較的淡々と描かれていた印象だ。メインとなる家族の物語として考えれば、感動的なラストと言えるのかもしれないが、やはり気持ちが入り込んでいないので感動も今一つとなってしまった。群像劇としての面白さが圧倒的に足りていない。
ロバート・ゼメキス監督、トム・ハンクス主演だったから期待値が高かったかもしれないが、それでももう少し脚本に工夫がほしかった。部屋に飾られている絵や置かれているオブジェや壁のシミや傷がこんな経緯で生まれた!なんて、定点観測ならではのエピソードがあってもよかったのに。様々な工夫と技術は素晴らしいが、肝心の物語が今一つのため、こんな点数とした。
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