「スタッフロールにAIという単語がたくさんあった映画でした。」HERE 時を越えて idwebさんの映画レビュー(感想・評価)
スタッフロールにAIという単語がたくさんあった映画でした。
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以下ネタバレ
固定されたアングルで
他人の人生や家族を見るという
定点観測映画でした。
ときどきフレームのラインが映像にスッとはいってきて
時間軸が前後する場面変更が行われ、
同じ場所で
いろんなことがあったのでございます
という状況を見つつ、
自分が普段生活している場所も
100年前は違う風景であったことを
意識せさられつつ、
人生の時間経過について
体験できる映画でした。
それが楽しいか?
と問われれば、
特に楽しい気分にはならないけれど、
プロの役者の演技や背景美術でのみ
つくられた定点観測ならではの
虚構の様式美があり、
他人の家族アルバムみせられて
追従笑いしないといけない不快さはない映画でした。
定点観測の作風は
役者が近寄ってこないかぎりは
舞台演劇をみているような雰囲気なので
映像としては(強制的な場面転換はあるけど)
単調でした。
スタッフロールにAIという単語がたくさんあったので
トムハンクスなどの役者は
AIの力をかりて幅広い年齢を演じているのは
「HERE 時を越えて」の見どころ
かなと思ったりしつつ、
ラストは
少々さみしい気分になる映画でした。
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