「老人に会うまでの流れが納得行かないが、全体的にはそれなりに面白く目覚めに繋がる作品」ドラゴン・ハート 霊界探訪記 シリウス☆さんの映画レビュー(感想・評価)
老人に会うまでの流れが納得行かないが、全体的にはそれなりに面白く目覚めに繋がる作品
前提として…信者ですが、ほぼ支部に行かずネット(特にYouTubeとX)で目覚めを促す様なコメントを日々投稿している者です。
幸福の科学の映画というのは後世に残すべき芸術作品だと思ってますが、いつも思うのは(完成度はそこそこだな…)という事です。まあこれは、完璧を求めたらきりがないので仕方がない事ではあります。
今回の作品は、全体的には他に類を見ない…と言えるほどの新しいものがあるかといえばあるのですが、地獄描写は例えばベルセルクとか色んなホラー映画のようなドロドロして気持ち悪い感じは、そんなには無く、宗教映画らしくある程度の範囲で抑えている印象はあります。子供も観るので、トラウマになるような描写はほぼ無いです。
ただそれが、人によっては物足りない、と感じる場合もあるでしょう。刺激を欲する現代人は地獄に相性が良い人が非常に多いですからね。
メインは地獄で、その後もっといい世界にも行きますが、やはり個人的には惜しい!と思うのは2人が、老人に出会うまでの流れに、納得がいかないという事です。!
具体的には、主人公の男子と女子がいますが、
女子の方は、徳島が地元であり、幼い頃から育ってきた場所、勝手知ったる土地であるはずで、しかも彼女は剣道が強く市内の大会で優勝した位の腕であり、そうであれば体幹も相当いいはず。
ところが…😅。
…思ったのは、もう少し上手にやれなかったか、という事。何か、洗練されてない。もうちょっと説得力が欲しかった。そう感じたのです。脚本に対してです。
今の彼女でああなるなら、もうとっくの昔に幼い頃にそれは起きていたとしても全然おかしくない。そうも思いました。
個人的にはその辺がどうも納得いきませんでした。
しかし、全体的には面白い内容だったと思います。
あと一つ、思ったのが、この作品の前に「マイクラ」の映画を観たのですが、両作品ともに、ラスボスが女性で、どちらも過去の挫折体験から闇堕ちして、そしてその歪んだ感情をダークな力にしてボスとして君臨していたのが共通していたので、何とも不思議な偶然、公開の時期も重なってて興味深い事例だな、と思った次第です。
