「フランス映画らしい説明不足もまた味」オークション 盗まれたエゴン・シーレ コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
フランス映画らしい説明不足もまた味
主人公の競売人マッソンの目を通して、オークションの仕組みや、バイヤーたちの裏での詐欺まがいな駆け引きなどが見どころで、かなり楽しめました。
マッソンのところに来たインターン女学生のオロールが、何故誰に対しても怒り、呼吸するように自然に嘘をつくのか、その後何故素直になるのかの説明描写が一切なく、「察して感じろや」的に突き放した不親切設計具合に、フランス映画らしさをたっぷり味わえましたよ。
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