「誰が操っているのか、誰に操られているのか」ストップモーション Zettoさんの映画レビュー(感想・評価)
誰が操っているのか、誰に操られているのか
有名ストップモーション作家の娘で、「操り人形」と呼ばれている主人公。
偉大な母を前に萎縮しがちな主人公が不可思議な現象に巻き込まれて恐ろしい深みにはまっていく物語。
本作は映画題の通り実写とストップモーションが共存する映像作品で、現在ではそれだけでも珍しい作品。
見所は随所に出てくるストップモーションが精巧で非常によくできていること。特に物語が起承転結の”承“部分で見せるおどろおどろしくも、まるで息のある動きを見せるアーマーチュアは映像作品にのめり込める。
一方で、ホラーな展開でびっくり要素が強い部分が個人的には減点。折角アーマーチュアがナマモノであったので、陰湿な怖さが続くと良かったと感じた。
コメントする