「続きも劇場で観たい」「SHOGUN 将軍」第一話&第二話 大吉さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5続きも劇場で観たい

2024年11月19日
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鑑賞方法:映画館

どうせならできるだけ大きなスクリーンで上映している劇場でと思って少し遠出して観て来ました。
流石にエミー賞18冠、真田広之がプロデューサーとして本腰を入れて作っただけあってとても見応えがあった。
続きも劇場で上映してくれれば必ず観に行くけど、してくれなければわざわざディズニープラス契約して見ることはないかな。

日本が舞台で会話のほとんどが日本語の作品がハリウッドで製作されてそれが大勢から評価されるって、すごいことで嬉しいけど、日本語は日本語なのにポルトガル語は英語、オランダ語は英語、英語は英語なんだ。

真田さんはじめ日本人キャストやセット、衣装、すべてが素晴らしいけど、肝心の安針が汚くて(言葉も)肩入れできない。
かつての三船敏郎さん版は、完全にリチャード・チェンバレン演じる安針が主役だったし、安針が異文化の中で権力争いに巻き込まれていく様が、安針の視点で描かれているのがハラハラドキドキして面白かった記憶がある。

真田さんは貫禄のあるシリアスな役が多くなってきたけど、「僕らはみんないきている」や「助太刀屋助六」のようなコメディもまた観てみたい。
帰ってから真田広之の殺陣が見たくなって久しぶりに岡本喜八監督のサムライ・ウェスタン「EAST MEETS WEST」を観た。やっぱりカッコいいなぁ。(喜八作品の中では最もテンポが遅いけど真田広之の殺陣・居合いは素晴らしく早い)
真田さんはあの恥ずかしそうな笑顔がいいんだな。
自分が高校生の時から真田さんは銀幕のスターだったけどよく考えたら年あんまり変わんない、同世代です。
「写楽」で共演した女優さんとの不倫騒動がなければ離婚して単身で英国へ渡ることもなかったろうし、その後の英国映画、ハリウッドでの活躍もなく、日本のテレビドラマで普通にお父さん役なんかしてたかもしれない。なんか感慨深いな。ますますのご活躍を楽しみにしています。
千葉さんに育てられたように後継者も育ててほしいし、まだまだご本人のアクションが観たいです。
真田さんとデンゼル・ワシントンあたりで「レッド・サン」リメイクしてくれないかな。

大谷翔平と真田広之さんには国民栄誉賞を上げてもいいと思う。(硫黄島からの手紙の時はイーストウッド叙勲してもいいと思った)

大吉