「自分自身の死生観を見つめ直す機会に」We Live in Time この時を生きて ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
自分自身の死生観を見つめ直す機会に
フローレンス・ピュー(アルムート)とアンドリュー・ガーフィールド(トビアス)が
共演するということと、予告をたくさん観て、自分の観る意思は決まっていたし、
すごく期待を膨らませて鑑賞した。
アルムートが亡くなるであろうことは、予告などからわかってはいたけれど、
残された時間をどう生きるか、その思いの強さに圧倒されたし、
自分の死生観を見つめ直す機会にもなった。
ただのママで終わりたくない、自分の生き様を娘に刻みたいアルムート、
一方で癌の治療に専念してほしいトビアス、
その思いのぶつかり合う×言い合う自宅でのシーンは圧巻だった。
ここが最大の見せ場だし、この映画の伝えたかったことだろう。
トビアスが欲しかった子ども、その期待に応えたアルムート、
アルムートの生き様を貫きたかった、それを理解しようとするトビアス、
この関係性が実に心に沁みるし、お互いの出会いがふたりの運命だったのだろうと思う。
出産シーンは猛烈に感動した。トビアスの助産が胸を打った。
このふたりの出会い(アルムートがトビアスを車で轢く)が強烈だけれど、
コミカルに描いていて、重すぎないところは好感が持てるし、
何より愛情の紡ぎあげる描写も素晴らしかった。
なによりアルムート演じるフローレンス・ピューの演技、
特に表情の演技がすごい。すごすぎた。
アンドリュー・ガーフィールドの優しさ溢れる慈愛に満ちた演技も秀逸。
アルムートが亡くなった後の、トビアスと娘エラwith犬の日常シーンにもグッときた。
この父娘の心にはいつもアルムートがいる。そういうラストにまた感動を覚えた。
素晴らしいレビューありがとうございました。私と大違い。私 リアル身内でも 出産ほぼ気絶😵してました。
ゲ・と 料理は近づけて欲しくなかったです。有料パンフ🈶完読精神 素晴らしいです👍
失礼します❗️