劇場公開日 2025年6月6日

We Live in Time この時を生きてのレビュー・感想・評価

全92件中、1~20件目を表示

4.5時間軸を越えてあふれ出す人生の輝き

2025年5月31日
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鑑賞方法:試写会

思いがけない感動作で、思いがこみ上げてきた。『500日のサマー』『アバウト・タイム』を思い起こさせる趣きある本作が伝えるのは、人生や物語は線形ではないという真理。物語がシャッフルされ、時間軸を行ったり来たりしながら主人公二人のラブストーリーを点描する。最初にいきなりこれを食らうと「?」と一瞬だけ混乱するが、理解が追いつくとこの語りの構造そのものがタイトルを象徴していることに深く納得がいく。私たちは生から死まで長いトンネルを歩いているのではなく、ある意味で「瞬間の連続」を生きている。それも悲しみや苦しみに蓋をするわけではなく、あくまで一つの生き方として、喜びに包まれた思い出や記憶の一瞬一瞬を噛みしめることで、生が尊く瞬きだす。そんなメッセージが胸を熱く震わせる。もちろんこれはピュー&ガーフィールドの魅力あってこそ。彼らが奏でる驚きと笑いと率直さに満ちた化学反応が、輝きを永遠のものとしている。

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牛津厚信

3.5どなたかが言っていた走馬灯という表現がピッタリ来る作品でした。 ス...

2025年6月24日
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鑑賞方法:映画館

どなたかが言っていた走馬灯という表現がピッタリ来る作品でした。
スケートリンクで手を振るピューが印象的でした。

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やまぼうし

4.5優しい走馬灯

2025年6月22日
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人生の最後に、例えば自分が病室のベッドで横たわりながら人生を思い返す時は、きっとこのような感じなのではないか。

撮り方としてはかなり異色で、他のレビューにもあるように、時系列はバラバラ。
しかし、人間の記憶というのはよくできているようで、様々なことを思い返す時は、スポットのように情景が浮かび上がって、やっぱりバラバラになる。
彼女の視点で世界を思い返すとき、いや、人間が記憶を思い返す時は、本当に辛かった思いよりも、頑張ったこと、やり切ったことを思い返すことが多いように思う。
そんな心情を素晴らしい形で表現した映画だったのではないか。

レビューについて★5にしなかったのは、自分の年齢や、思考を鑑みた時、あまりにリアルすぎて少し辛くなったから。
パートナーに関してや、出産や子育て対して、自分は彼女と考えが重なることが多すぎて、もし同じ病気という立場に立ったら、きっと本当に同じように人生を過ごそうと思うことだろう…
そう思ったら入り込みすぎてしまって、同じ場面で手が震えてしまうほどであった。

この映画についてはふと、人生のどこかでまた思い出しそうな気がしている。
観ることが出来て良かったなと、そよ風のように優しく頬に触れてくれる、そんな美しい映画であった。

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ばばちゃん

3.5主演の二人が魅せる

2025年6月21日
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鑑賞方法:映画館

難病ものはあまり好きではないのだが、レヴューの評価が高めなので鑑賞。
ムチムチ健康体形のフローレンス・ピューにこの役は合わないのでは、と思っていたが、意外に違和感なく見ることができた。限られた人生の残りの時間を、精いっぱい生きる、という女性を、彼女らしく表現していた。
気弱だが、一生懸命彼女を支える夫役のアンドリュー・ガーフィールドは、マンマのはまり役。
時間を交錯させる作りも、効果的。

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ファランドル

3.5生き様のかっこよさ

2025年6月21日
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みき

4.0死に向かって生きているからこそ、日々を大切に生きる

2025年6月20日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

「We Live In Time この時を生きて」TOHO錦糸町で鑑賞。6/6の公開後3週目でようやく観れた。
アンドリュー・ガーフィールドとフローレンス・ピューのダブル主演作品。あのA24が真正面から“愛と感動”を描いた作品。

本作は単なるラブストーリー、よくある不治の病の映画ではなく、人生をいかに生きるのか、根源的な意味を深く考えさせる作品だった。

タイトルは「時間は有限である」「今を大切に生きる」といった意味合いであり、「我々はどのように生きるか」「どのように時間を過ごすか」という問いを投げかけてくる作品でもある。

美しいカットがとても多く、2人の生き様を克明に美しく記録したような撮影が印象に残った。時系列をシャッフルしたストーリーテリングも素晴らしかった。

自動車に轢かれた男性と、偶然に彼を轢いてしまい病院に担ぎ込んだ若い女性という突然の運命的な出会い。

我が道を行く強さを備えたシェフ👩‍🍳アルムート
(フローレンス・ピュー)と離婚して失意の底にいたシリアル会社勤務のトビアス(アンドリュー・ガーフィールド)の演技合戦に魅了された。

奔放な女性と慎重で先を考えすぎる男性という、正反対のキャラクターなのに、実在のベストカップルにしか見えないほど、完璧なほどに相性が合っていた!

あの卵の割り方にシェフとしての有能ぶりが見えるとともに、種の継続性、卵を残していく事の大切さ、自分が生きた証を残そうとする彼女の人生観が描写されていたと思う。卵を割るシーンがラストに繋がるというのも胸熱…

個人的な感想だが、料理コンテストに勝利することに執念する一連のシーケンス、子供に対する自身の母親像へのこだわり(娘に最期まで強い母親像を見せたいなんて自己満足じゃない?)、夫に対するキツい言動にはあまり感心できなかった。
一方、いつも涙目の夫役のアンドリュー・ガーフィールドの人としての優しさには強く感心した。優しすぎる素晴らしい男性であり、その優しさこそが妻を支えている彼の”強さ”である。

料理コンテストの開催日と婚約パーティーが重なってしまい、準備していたパーティーの招待状を泣きながら無言で捨ててるシーンも忘れられない
(料理コンテストの練習に熱心になり過ぎて、娘の保育園のお迎えを忘れる妻の熱心さはどうかと思う)

あのガスステーションコンビニ店での突然の陣痛→出産シーンのリアルな演技が本当に凄かった。ピューさんは私生活では出産経験がなかったはずなのに、物凄い迫真の熱演!気がついたら胸が熱くなってた。

ラストのスケートリンクで、愛娘と夫に笑顔で手を振るカットが忘れられない。永遠のさようならだけど、彼女には、やり切った充実感のようなものがあったのではないだろうか。

直後、キッチンで、笑顔で玉子を割る愛娘と夫トビアスの姿は幸福そのもの。この後味は悪くない。

★忘れたふりをしているけれど、私たちは皆、限りある時間を生きている。死に向かって生きているとも言える。 残された限りある人生を辛い気持ちで過ごすよりも、愛情に満ち溢れた、充実した日々を過ごせる人生を選びたい。果たして自分は後者を選択できる強さを持っているのだろうか。

(追記)
この作品は観るものの数だけ、意見や感想も異なると思う。人の数だけ生き方があるはずだから。
他者と語り合うには良い作品だと思う。ただし、議論が白熱して、人間関係がギクシャクする可能性もあるかも…。

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くまねこさん

3.5優先順位

2025年6月19日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

癒される

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ひぐらし2(ひぐらしから引継ぎ)

3.5しっかり生き抜くということ

2025年6月18日
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泣ける

難しい

幸せ

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月光仮面

3.5出会い別れ普通の人生が愛おしい

2025年6月18日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

癒される

「余命もの」のラブストーリーにはあまり興味がないのだが、フローレンス・ピューが見たくて鑑賞したが、さばさばと湿っぽくない人生讃歌で愛おしい小作品。
離婚手続き中のトビアス(アンドリュー・ガーフィルド)はある偶然からシェフのアルムート(フローレンス・ピュー)と出会い、ひかれ合う。2人は娘を授かるがアルムートは2度目の癌を再発し余命わずかと知る。抗がん剤治療を受け、少しでも長く生きるのか、積極的治療をせず短いが充実した日々を過ごすのか、選択を迫られる。
劇的な展開や意外な結末などはなく、ストーリーとしては淡々としているのだが飽きるわけではない。そう感じさせるのは出会い恋人になる時期、子供を授かった時期、現在の闘病期の3つの時間軸を交錯させる編集の妙にある。出会い結婚、妊娠、闘病と時間軸通りに進んでいたらなんとも平凡な映画になっていただろう。
時間軸は頻繁に行き来しテロップなども入らないので混乱しそうだが、アルムートの髪型や妊娠中の体型を見れば明確。
劇的な人生を送る人など一握りに過ぎない。そんな平凡な人生でも劇的な瞬間である妊娠出産に焦点を当てたのは命を継いでいく素晴らしさを表現するためだろう。
命を継いでいくシーンの表現として卵を割るシーンが素晴らしい。そう、日常の一瞬一瞬のなにげないきらめきが人生を形作っていくのだ。
エンタメ系の役が多いフローレンス・ピューの新境地。役の幅が広がった。

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kozuka

5.0この、悲しみを超える多幸感、、、。はあ。 ピュー、、、やってくれた...

2025年6月18日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

この、悲しみを超える多幸感、、、。はあ。
ピュー、、、やってくれたぜ。
形容出来ないというのまた正確な作品や感情の感想
何より人生を幸せにする作品の出会いだった。

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とりから

2.5ファンは必見。 『ふろぷ〜』節全開。

2025年6月18日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

カワイイ

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みすたーのーぼでい

3.0涙がダダ漏れ‼️❓

2025年6月17日
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脚本がこれでもかとぶち込んでくるが、少しだけ上滑り、なかなかついていけない、作り物感満載。なんか、昭和の難病ものを観ているようだ。ただ、2人の熱演には引き込まれた、娘も無垢な感じで良かった。映像は生々しいので家族では無理かな。恋人か夫婦でどうぞ。

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アサシン5

3.0元気なピューが観たかった。

2025年6月16日
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ピューの魅力が存分に発揮出来てないきがした。落ち着いた演技もいいけど二人の決断がキモなのか…泣けるけど主題がちょっとぼやける。

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ムロン

4.5久しぶりの洋画

2025年6月16日
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泣ける

幸せ

癒される

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コタロー

3.0まさかのアンドリュー・ガーフィールド

2025年6月16日
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鑑賞方法:映画館

単純

エンドロールでキャストを見ていると
『おや?』
と思ったことが。

キャストの筆頭がトビアス演じるアンドリュー・ガーフィールド。
次点にアムルート演じるフローレンス・ピューが。
意外でした。てっきりフローレンス・ピューが筆頭に来ると思っていたので。

フローレンス・ピューは好きな俳優さんで「ミッドサマー」以来から追い続けいます。

今回の「We Live in Time この時を生きて」もほとんどがフローレンス・ピューの演技でぐいぐい持っていきます。

特に出産シーンでは『あぁ!頑張ってー!』と手に汗を握っていました。

物語り全体的には予定調和で、やや綺麗すぎ感が否めない感じでした。

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クロレッツ

3.0家族のためと言いつつ、それは自分のためだよね

2025年6月15日
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くまくま

4.0私たちの決断と選択について

2025年6月15日
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鑑賞方法:映画館

ジョン・クローリー「We Live in Time この時を生きて」3つの時間軸が交錯する構成で、主人公の2人が人生の局面で苦悩し、選択し、前に進んでいく姿が描かれる。このタイプの映画って、ポジティビティの押し付けになりがちなんだけど、脚本の素晴らしさと2人の演技で全くそんなことを感じさせない。

アルムートの選択は家族と自分のために残された時間を死んでいるように生きたくないということなんだろうけど、これが正解だという提示ではない。映画を観終わったあと、物語の余韻と共にそれぞれの今までの時間、これからの時間について想いをはすことができる秀作です。

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ピンボール

4.0空気抵抗のなくし方!

2025年6月15日
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鑑賞方法:映画館

すごくいい時間の流れ方がしていたストーリーだわね☺
ずっと観ていたい優しい時間。
テーマは永遠に決着がつくはくずのない課題。
愛する人と過ごせる時間を少しでも延ばすためにツライ治療に励むべきか、それとも笑顔で過ごせる時間を優先して寿命に抗うことなく命を全うするのか。誰の立場に立つかによって見え方は変わってくるから正解はない。ただ、最期は意外と呆気ない。何をアレコレ考えたとしても、逝くときは逝く。映画の終わり方もそれを象徴してるかのように思えて『えっ??』だった。でもそれがリアル。
だから余計に“ずっと観ていたい時間”が急に終わってしまってなおさら悲しかったー

アルムートの生き方が好き。そんなアルムートを支え、『君は最高だよ!』と言うトビアスもカッコイイ!あたしにとっての理想の結婚はこーゆー『最大の自分ファン、最強の味方』を手に入れることなんだろーなー、と。そんな夫婦にはあこがれる🍀

ピューちゃんやっぱり良き良き✨でもMVPはアルムートのお店のスーシェフ(?なのかな??)な彼女!空気抵抗無くす行動にアッパレ🌀

【涙活報告】泣いたよ‼️ (たしかウルッとポイントが3回くらいあったと思うんだけど、どこでウルッとしたのか既に思い出せない…痴呆)

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らまんば

3.5文化の違い?

2025年6月14日
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鑑賞方法:映画館

二人の関係性に焦点を当てた映画で、シャッフルした時間軸も全体的には楽しんで観ていました。イギリスの緑地も好きです。

ただ、日常生活で入浴中にビスケットは食べないな。妊娠中のお腹の上に「赤ちゃんにも!」とビスケットを置くとお湯がかかりそうだし、チョコビスケットのチョコが溶けそう。

あと、シェフといっても卵を割ったり、最後の飾りをピンセットで置いたりするくらいの表現で「凄いシェフ!」とは思えなかった。バイエルン料理のシェフなのにイギリス代表シェフになるってありなのかな?化学療法で吐きそうなのに料理の味見はできるのかな?

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Mimoza

3.5奇跡の出会いから、別れまでを切なく、でも明るく描いた2人+1人の物語。

2025年6月14日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

カワイイ

天真爛漫でエネルギッシュ、自由奔放で快活な一流シェフの女性とそれを献身的に支えるピュアで優しく一途な男性がひょんなショッキングな奇跡の出会いから、別れまでを切なく、でも明るく描いた2人+1人の物語。
生きた証を残される2人に力強くくさびを刻んで去りたい全力で生きる女性にぐっと来た。
物語はすごく素敵だけど時系列の配列が複雑でもっとシンプルな時系列にしたほうが観客に刺さったような。

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masayoshi/uchida
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