ディックス!! ザ・ミュージカルのレビュー・感想・評価
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昔洋モノの大人の雑誌に「DICKS」というのがあったけど知っている人いる?
2025.1.23 字幕 MOVIX京都
2023年のアメリカ映画(86分、G)
原作はジョシュ・シャープ&アーロン・ジャクソンの舞台『Fucking Identical Twins』
生き別れになった一卵性双生児の再会と、彼らの両親の再婚を描くミュージカルコメディ映画
監督はラリー・チャールズ
脚本はアーロン・ジャクソン&ジョシュ・シャープ
原題の『Dicks:The Musical』の「Dicks」は男性のアレを意味する言葉
物語の舞台は、アメリカのニューヨーク
商社でトップセールスマンとして活躍しているクレイグ(ジョシュ・シャープ)とトレヴァー(アーロン・ジャクソン)は、実は一卵性双生児だったが、両親の思惑で生き別れ状態になっていた
ある日のこと、二人がそれぞれ勤めている会社が合併をすることになり、新しいボス・グロリア(Megan Thee Stallion)のもとで働くことになった
二人はトップであることを誇りに思っていて、出会うなり戦いが始まってしまった
その戦いの中で、二人は同じ時間に生まれたことを知り、お互いの親についての確認をする
どうやら一卵性双生児のようで、二人が生き別れになったのは両親のせいだった
クレイグは父ハリス(ネイサン・レーン)に育てられ、彼は変なクリーチャーを飼っていた
また、トレヴァーは母エヴェリン(メーガン・ムラーリー)に育てられ、彼女はアソコが落ちたと言っては車椅子生活をしていた
映画は、この二人が両親を再婚させて兄弟に戻ろうというもので、そんな様子をミュージカルで描いていく
レストランで引き合わせることに成功するものの、お互いの生活は理想的なもので、元に戻るのはリスクがあった
そんな折、ハリスの飼っていたクリーチャー「下水道ボーイズ」が逃げ出してしまい、4人はそれを追って地下道に潜入することになったのである
かなり下品なセリフの連発だが、放送禁止ワードを巧みに交わしているためか、映倫区分は「G」となっていた
おそらく、原語鑑賞のアメリカだとアウトだと思うが、まあギリギリを攻めている感じはわかる
とは言え、かなり下品で低脳な感じがするので、合わない人は即寝てしまうくらいに内容はつまらないと感じた
いずれにせよ、なんとか完走できるかどうかの内容で、頭を空っぽにして感じるタイプの映画のように思う
ともかく悪趣味というよりはくだらない下ネタが多いので、たまには息抜きするかなぐらいのマインドでないとついていけない
個人的には全く合わなかったので、全く面白味を感じず、印象に残る歌もなかったように思う
ミュージカルとしてもイマイチな感じがしたので、いっそのこと映倫区分を上げてでも良いので、テレビで流せないワード連発の吹替版を作った方が話題になったのかな、と思った
圧倒的にくだらなくてバカバカしい最低映画……だけど心から離れない!
生き別れた双子がひょんなことから劇的な再会を果たし……という感動大作ではない!
主人公である双子はバカだけどテンションが高いだけ、と解釈できなくもないが、その両親は明らかに何かネジが数本抜けており、とすべてがおかしく展開もバカバカしく、父親のペットや職場の上司なども、「普通」ではない。
ミュージカルとしても底抜けにおかしく、ラストの展開も頭がおかしい。
ただ、すべてが許せるし、愛おしいし、そこにこそ奇麗事じゃない「多様性」が描かれているといってもいいでしょう。
こういう映画もあり。
そう思える作品だし、こんな映画も扱えるのがA24なんだな、と感じています。
「袋のハム」というタイトルの自伝
お下劣な内容の映画は好き嫌いが分かれるジャンルの一つだ。個人的には嫌いじゃない。ミュージカルはあまり好きではないが、かなりお下劣だから観てみようと思ったくらい。たしかにストーリーとしてくだらないし、盛大な悪ふざけを観ている感覚になった。でも悪くはない。
前半は少し退屈に感じたところもある。お下劣といってもそれほど過激ではないし笑えるところもあまりない。下水道ボーイズなんて何が面白いんだろ。思いのほか曲がいいいからかろうじて観ることができたレベルだ。
でも後半、ママのアレが飛びかかるあたりから笑えてきた。なんというくだらなさ! 最後の「All love is love」と歌うあの曲もいい。LGBTQを否定する人たちの宗教観をぶん殴るようなシーンで痛快だった。そういえば、2人が住んでいるアパートの壁に貼ってある架空の映画のポスターもLGBTQが絡んだタイトルになっていた気がする。すごく意図的で戦略的なのかも(ただの悪ふざけだと思うけど)。
そしてエンドロールは、最近珍しいNGシーン。これもまたくだらなかった。ハムを下水道ボーイズに食べさせるシーンは全く面白くなかったのに、あのNGシーンは笑えた。「袋のハム」、そんなタイトルの自伝だったら読んでみたくなる。観終わった後、ニヤけながらくだらなかったなーと感じてしまったからあまり批判はできない。ただし、万人にはオススメできない。
けっこうよかった
ゲイを差別したい気持ちはないのだけど、ところどころ行き過ぎていて気持ち悪い。フルスイングしている感じは最高だ。表現に腹が座っている。だけど短いわりに長く感じて、コンディションがよくなかったのかもしれない。リズムやグルーヴが合わなかった。
LOVE IS ALL
タイトル(ディックス)からわかるように、下半身&LGBTQ+ネタだらけの下品でお下劣、エログロ満載な実にひどい内容(褒めてます)。
パンフレットに漫画☆太郎さんのイラストを使ってることで察してください。
わずかでも良識がある(残っている)人や、普通の映画好きには、あまりおすすめできませんが、「常識」「権威」「既存の概念」「信仰しててる宗教を絶対という価値観を押し付けてくる人間」をおちょくり、喧嘩を売るようにして笑いを取るベクトルの作品って、私には大好物。
「モンティ・パイソン」や、マット&トレイの作品群(『オーガズモ』『サウスパーク/無修正映画版』『ブック・オブ・モルモン』)を初めて観た時のインパクトを思い出しました。
何より音楽が素晴らしい。
さすが『コーダ あいのうた』『ラ・ラ・ランド』のマリウス・デ・フリースによる作曲&プロデュース。
歌詞はアレですが、観た後、非常に清々しい気持ちになりました。
「LOVE IS ALL 愛があれば全てOK」
要⚠️ 理解してから鑑賞すべし、但し音楽は必聴
とにかく音楽が素晴らしい。素晴らしすぎる。素晴らしいので、口ずさみたくなる。口ずさんでも問題ない曲もあるが、うっかり口ずさむと他人の目がこわくなる。ただ英語だから歌えない、それが救い。
楽曲(歌詞なし):★★★★★ →只々素晴らしいの一言、この映画の存在理由その1
楽曲(歌詞あり):★★★★☆ →いくら英語分からなくても、多少の単語は分かる
楽曲(意味もわかる):★☆☆☆☆ →絶対アウトなヤツ (ただし褒め言葉)
ダンス:★★★★★ → いきなり出てくるダンスもイケてる
演技:★☆☆☆☆ → 学芸会 (これも褒め言葉)
学芸会1:★★★★★ → これこそこの映画に存在理由その2
(学芸会2:★☆☆☆☆ → そもそも学校でこんな出し物、ダメでしょ)
あとは衛星や配信で変更なしで可能なのか。歌詞の日本語対訳だけでなく、原語の歌詞も出して欲しい。
Fantasy
めっちゃ下ネタの多いミュージカルという事で予定と予定の間にピッタリ観れる作品だったので鑑賞。
しっかりお下劣だったけれどミュージカルパートは真面目にやってたし、LGBTQが大事と言いつつそれらを煽る感じでやってくスタイルなので、それについて笑ってしまった自分も心の中でどこかそういう事思ってるんだなーとなりました。
いきなり女性とヤりまくりの2人の主人公が映され、さっそくミュージカルが始まり、日常に戻ったらバリバリの営業マンということが明かされたりとバンバン情報が出てくるので整理するので手一杯でした。
歌詞は最低まみれなのにミュージカルはしっかりしてるのが不思議なところです。
そこから2人が双子だって分かってからは互いの親を再婚させて家族を取り戻そう!と結託するのはテンポが良くて面白かったです。
マシンガントークをしてみたり、不条理なアクションだったりと笑っていいのかどうなのか曖昧なラインを突いてきやがるので困りました。
そこからはカオスにまみれたような怒涛の展開で父親はクリーチャーを飼っており、餌やりは咀嚼したものを吹きかけるとかいう到底理解のできないものになっており、母親は幻想なのか妄想なのか分からない世界を見てて会話できなかったりと、そんな2人をくっつけるのなんて無理だろと思っていたらさすがは営業マンといったところでとんとん拍子で2人をくっつけるまでいけるので凄いわぁ〜ってなりました。
2人が互いを弄り合うところの映像のごっちゃごちゃ感はなんだが好きでした。
AFしまくるんですが、痛みよりも快楽が勝ってそうなので笑えてきちゃいました。
教会のシーンで大団円になるのもいい具合にメッセージ性を盛り込んでいて良かったです。
最後はなんか綺麗に終わったなーと思ったらオカンのマンマンに顔がついたモンスターみたいなのがスクリーンにベト〜ッとついて終わるとかいう製作陣全員がこれにGOサイン出したのが信じられず笑ってしまいました。
狂った映画って定期的に摂取しなきゃなと思いましたが、ここまで狂ってなくてもいいわとなりました笑
鑑賞1/19
鑑賞時間 13:10〜14:45
座席 E-12
オール・ラブ・イズ・ラブ、ハレルヤ!
生後すぐに両親の離婚によって生き別れになった双子の若者たちが偶然にも巡り会い、失われた家庭を取り戻すべく両親を再婚させようとするハートフルなロマンチック・コメディ・ミュージカル。息子たちの計らいで両親がレストランで再会し愛を再燃させるシーンは感動的。なかでも母親役のミーガン・ムラリーの歌声はジュリー・アンドリュースやキャロル・チャニングを彷彿させるほど魅力的。
ラスト大団円での神の祝福のもと皆で歌って踊るオール・ラブ・イズ・ラブはスタンダード・ナンバーになってもよいほどの耳に残る名曲。
劇中登場する小動物も可愛らしい。
愛する人とご覧ください。
間違ってないですよね、、。
最高に楽しかったです。
短いけれどテンポ良く進んでとても満足できました。
この映画で英語(実用英語)勉強したらすぐに身につきそう。
見終わって解説読み直して、 あ、そっか、そういうことかと、 タイト...
見終わって解説読み直して、
あ、そっか、そういうことかと、
タイトル含めてそう実感した
下品すぎるっていうか、
下品なセリフしかないんじゃないかと思うくらいな下ネタなんだけど、
笑って許せる
こんなにはっきり英語の台詞が理解できる作品ってなんか珍しい
とにかくインパクト大
下品が許せるなら是非見て欲しい
家帰ったら、
それぞれのキャラの言い回しを真似してみたい
後味よし
口先だけの偽善者をぶん殴る作品
2025年劇場鑑賞20本目。
エンドロール後映像有り。まぁエンドロール中もあるので席を立つ人いないと思いますが。
最初からゲイという単語何回言うねんという感じで、これまたハードゲイの格好をした神様がナレーションをするという導入からあらゆるコンプライアンスをできるだけ無視してやろう、という狂ったミュージカル映画。元はブロードウェイで評価された作品の映画です。
内容はまぁ見て下さいとしか言えませんが、とにかく下品で最初は最高と思っていたのですが、徐々に嫌悪感の方が勝ってきて、自分は異性愛者だけど同性愛にも理解あるよ、と建前で言っている人たち(もう認めます、自分もそうですわ)にどうだ!こんな汚い感じでもまだ受け入れるって心の底から言ってるのか!と突きつけられて謝らされているような映画でした。それで誰が幸せになるのか分かりませんが。
これ日本だからまだいいけど、熱心なカトリックとか製作者殺しに行きそうなんですが・・・。
お付き合い始まったカップルには不向き
スゲェ!人生での宗教映画のトップ2だ!
最高で最低なミュージカル
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