「腐敗と人間の醜さを感じ」おんどりの鳴く前に tomさんの映画レビュー(感想・評価)
腐敗と人間の醜さを感じ
ルーマニアの辺境の村で起きた殺人事件を描いたサスペンス映画。
普段はのどかで何も起こらない狭いコミュニティで起きた殺人事件。
捜査する中年警察官は村長の意向もありことなかれ主義的な行動。
新人警察官が本気で捜査しようとするのを止める始末。
この中年警察官はこの村で生活していくうえで村長には逆らえない。
腐敗と人間の醜さをだんだんと感じていき板挟みになっていく。
物語は割と静かに淡々と進んでいくが
この中年警察官の心情の揺れが凄く気になっていく。
ラストは今までの進み方が嘘のように
怒涛のシーンが続き最後はツラい気持ちで終わってしまった。
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