死に損なった男のレビュー・感想・評価
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オススメ度は低いが亡霊役は良かったです。
お笑いコンビ「空気階段」の水川かたまりが映画初主演、名脇役の正名僕蔵、相手役に唐田えりかと配役が面白そうなので
期待しすぎない程度で見てきました。正直なところ構成が未熟でツッコミどころも多く、お金を払って見る映画としては厳しい気がしました。
漫才の脚本を自殺した亡霊と共作するというアイデアは良かったですが、殺人教唆も理由があいまいだし、成仏する気は全くなさそうだし、
殺す相手の人間性も悪役としては甘く、さらにあいまいなラストも微妙でした。亡霊の正名僕蔵の狂気の演技が救いか。
おススメ度は低めです。
良質なコメディ
インパルス2人のコントを、いつかまた観たい。
物語の中で出てくる漫才やコントって、たいていつまらなくて、でも物語の中では面白いというテイで進んでいくのがお遊戯みたいでいつも嫌だった。
この作品では、芸人の役には芸人を起用し、劇中コントもしっかり笑ってしまう面白さがあり、それがまたその後のエピソードで涙を誘うというストーリーへの調和もありとても良かった。監督の、お笑いという芸に対するリスペクトが伝わった。
エンドクレジットを見てみると、劇中のコントはインパルス板倉さんが監修しているという。
脳内で、ぽっちゃり女装の堤下さんと白髪混じりのヅラを被った板倉さんに置き換えて余裕で再生できた。緊張のスピーチで声を上ずらせたり慌てたりする板倉お父さん、ちっとも可愛くないのに変な可愛げムーブで小さなゴメンをする堤下さん。
あぁもう一度、インパルスお2人のコントを見たいなあ。
そんなことを考えながら帰路についた夜でした。
レーティング基準
★5 最高に気に入っていて、今後も繰り返し観るべき作品
★4 とても気に入っていて、また観返すであろう作品
★3 気に入っていて、機会があったら観るかもという作品
★2 いい映画だとは思うが、私はもう観ないであろう作品
★1 自分の好みでもなく、人にも勧められないと思う作品
★0 酷い、映画に対する侮辱、謝れ、観なければよかった
関谷一平よ!
空気階段の水川かたまりを始めとして脇を固める演者が芸人の方が多く、ストーリーにスっと入ってきました。悲哀も含めて。邦画の弱点のひとつ、ギャグがすべって、こっちがいたたまれなくこともなくかなり笑いました。
演出も、とてもよくて、ある場面で唐田えりかさんがファスナーをあげるところなど、それで緊張感がグッと増すなど気が効いてるなぁ、と。
そして全く知らなかった正名僕蔵さんが本当にいい。声もよく通るし、演技にメリハリが効いてて違和感がない。すぐに殺せ!ってエキセントリックすぎですが、あまりに言いすぎてそのうち可笑しくなるのもいい。途中のある法則も本編には関わらないのですが、解像度を増していておもしろかったです。
もしもあなたが憑かれたら
駅のホームから飛び降りようとしていた『関谷一平(水川かたまり)』は
一つ前の駅で人身事故が起きたため一生を得た。
その時に亡くなった男に興味を持ち、
葬式に行ったのは良いが
彼の幽霊に取り憑かれてしまい
離れるための条件を提示される。
娘にストーカーまがいの行為をしている
元の夫を殺してくれ、と。
ここでいきなり殺しの依頼はなんとも剣呑。
生前は国語教師だったとの男の設定は
いきなりこんな殺伐とした要請で良いのか。
近づかないようにしてくれ、とか
考え方はあるというもの。
おまけにこの幽霊、
のべつ幕なしに現れるのに加え、
『関谷』には肉体的なコンタクト、
例えば胸倉を掴むとか、
張り倒すとかが可能な設定。
なかなかの新機軸も、
だったら他にやりようがあるのでは、と
思わぬでもない。
そうした違和感は、最後まで付いて回る。
主人公が自殺を考えたのは、
殺伐とした世間への嫌悪と
「構成作家」の仕事に精神的に疲れてしまったから。
ゴールは見えず、次から次への台本のリクエストは途切れることなく
先も見通せない。
一方の取り憑いた側の『森口友宏(正名僕蔵)』が亡くなったのは
まるっきりの事故によるもので
この世には未練たらたら。
娘のことが心配でならず、成仏などもっての外。
そんな二人が、互いの利害のために協調する。
が、シチュエーションは真正の{コメディ}なのに、
笑える場面が少ないのはなんとも惜しい。
他の人には見えない設定は使い古されているので、
新たな可笑しさを生み出すのが難しいのは十分に承知も。
逆にしんみりとするエピソードの方が多く、
お笑い界から多くをキャスティングしているのが生きていない残念さ。
どうやって霊を振り払うのか、が
一つの見所も、望外の収穫が劇中に。
お笑いコンクールに参加する二人組「ピラティス」のために
『関口』と『(幽霊の)森口』が共作するコントの秀逸さ。
『インパルス・板倉俊之』の監修と聞くが
笑わせてほろっとさせる展開に、
つい涙腺が緩むほど。
幽霊には足が…ある!
芸人が主演ということでB級コメディみたいな感じなのかなと思っていたけど、意外や意外、ちゃんと映画でした。設定や展開もおもしろかったし、水川かたまりも喜矢武豊もなかなか良かった。
なんと言っても着眼点が良い。ある意味自分の代わりに死んでくれたおっさん。そのおっさんが幽霊になって自分に取り憑いた上何故か殺人を強要してくる。なぜそのおっさんは自分にだけ見えるのか、そしてなぜ自分はあの時死のうとしたのか。
幽霊になってなりふり構わなくなったおっさんの暴走と、仕事に忙殺されその先に何も見いだせなくなった構成作家。これは名コンビ誕生でしょう。周りから見たら異常者やけどね。あと元旦那の武器がちっこい鍬みたいなやつだったのがまだおもろい。
幽霊オヤジが面白かった
お笑いにあこがれ構成作家になったが、報われない日々に絶望感を持った関谷一平は、駅のホームから列車に飛び込もうとした。しかし、隣の駅で人身事故が起き、列車が来なくなった。死に損なった一平の前にその人身事故で死んだ熟年男の幽霊が現れ、娘に付きまとっている男を殺してくれ、と、一平に殺人を依頼してきた。そして、男を殺してくれるまでその幽霊は一平にとり憑いて離れない、と脅してきた。さてどうなる、という話。
一平が飛び込み自殺をしようとしてたのは多少理解出来ないでもないが、あれくらいの落ち込みで死のうと思うものなのだろうか?
また、幽霊のオヤジも娘の元夫のDVが許せないのはわかるが、殺すまでの動機がある様には思えなかった。
ま、幽霊オヤジ役の正名僕蔵は面白かったから良いけど。
葬儀の時の話を漫才ネタにしたり、してて、誰が漫才ネタを作ってるのかとエンドロール見てたら、インパルスの板倉だった。
なるほど、と納得した。
娘役の唐田えりかはスタイル抜群で美しかった。背中が特に色っぽかった。彼女には苦労した事による憂いと華があると思う。
主人公が死を求めてから復活して、前向きに進んでいくというのは良かっ...
子を想う、親の気持ち
正直、笑いありかな?と期待してました。が、ちょっと違いました。
娘を思う親の気持ちはよく伝わりましたが、でも、殺しちゃダメでしょ?って思いました。
自分を犠牲にして、改心させたのは、結果的には良かったと思うけど……
不思議な世界観?。感じました。
悪霊vsアホ
死に損なった男が、ひょんなことから悪霊に取り憑かれ、しつこく殺人教唆されるストーリー。
なにせ頑固で怒鳴り散らすオヤジの悪霊が支離滅裂で終始不快でした。しかも、ほぼ無関係の主人公に対し、自身の仇敵を◯せ◯せ・・・とひっきりなしに。
この人生前、普通に教師だったみたいですが、不慮の死をとげるともれなく倫理観がぶっ飛んで、あんな感じで頭おかしくなり、悪霊化するんでしょうか(笑)。
仮に◯人が成功したとして、この主人公は最悪捕まって懲役刑になったり、運良く逃げ延びたとしても◯人犯になってしまったという良心の呵責を、一生背負わなければなりません。これはまともな人間なら生き地獄確定で、一生悪霊に取り憑かれたほうが、100倍マシかと思います。
さらに、ちょっとびっくりしてしまうのは、この作品の脚本、設定において「◯人達成後のシミュレーション」は凄く都合の悪い事項だったみたいで主役の放送作家の発言からも一切言及されず、オヤジに対しても甲高い耳障りの良くない罵声で的外れな反論し・・・アホ確定(笑)。
支離滅裂でアホテイストなブラックコメディだったらそのまま突き進んでしまえば良いのに、最後はとってつけた様な人情モノでまとめるし、オヤジは自身の娘の感情を理解してなくてむしろ恋路を邪魔までしてるし・・・読後感の悪さも特級呪物でしたよ。
では。
主人公の 下まつ毛に アイラインは、、意味ある?
元ダンナ殺セ
話の切り口は良かった
良い!
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