「一番面白いのは主役目線の物語から視線を外したらどう感じるか」死に損なった男 ねこたまさんの映画レビュー(感想・評価)
一番面白いのは主役目線の物語から視線を外したらどう感じるか
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期待に反して、かなり良い映画でした。人に勧めたくなる。
いわゆるシチュエーションコメディに分類できると思うけれど、笑いの奥のテーマ性が二枚腰で良い。
観客として一番面白いのは、主役目線の物語から、視線を外したらどう感じるか、だと思う。
コメディの勢いに飲み込まれず、冷静な目線で、お葬式の場面とエンディングの場面を結びつけて考えてみると、この映画の裏側の物語が見えてくるのではないでしょうか。
お笑いの人が主役らしい。知らんけど。演技は上手いと思った。
幽霊役の正名僕蔵さんが存在感のある幽霊役で好演。この人、もっと名前が知られても良いのではないだろうか。
その幽霊の遺族役で唐田えりかさん。悪くない。
ストーカーの描き方とか色々とツッコミ処はあるけれど、寓話ですからね。
監督・脚本は田中征爾さん。名前を覚えておこうと思った。
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