「江戸落語 台本幽霊」死に損なった男 ihatakaeightさんの映画レビュー(感想・評価)
江戸落語 台本幽霊
自殺し損ねたコントの構成作家に幽霊が憑りつき殺人を依頼されるジェントル(?)ゴーストストーリー。
私なりの見どころを二点。キャストが良かった。特に主演の水川かたまりはお笑い芸人の方らしいが、見た目も声も共演のプロと張り合える好演だ。冒頭は、ちょっと馴染まなかったが、途中から役にハマり始め安心して観ていられた。更に磨けばイケメン俳優として活躍されるかも。
もう一点は、各所で少しハズしてくるのが楽しめる。主人公は優しい青年で時折見せる不器用さが可愛らしい。主人公に憑りつく幽霊もこれも不器用な幽霊だ。競馬帰りのオッサンのような身なりだし、うるさいし、二人の掛け合いはそれだけでコントが成立っている。
予告編でストーリを想定できると思いきや、最後まで微妙にハズしてくるのが面白い。この愛らしい間抜け具合が、まるで落語のように楽しめる作品です
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