「いわゆる「レゴブロックオンリー」を気にするかどうか、か」ファレル・ウィリアムス ピース・バイ・ピース yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
いわゆる「レゴブロックオンリー」を気にするかどうか、か
今年102本目(合計1,644本目/今月(2025年4月度)5本目)。
映画がすべていわゆる「レゴブロック」(おもちゃの一つ)で登場するので、アニメ作品か?と勘違いして???になりそうな人も出てきそう(実際、一時退出したりスマホで確認している人などいたが、仕方がないと思う)映画ですが、明らかにドキュメンタリー映画です。
この手の映画でこうした演出が取られるのは珍しいと思うし、いわゆるドキュメンタリー映画を子供が観に来るのは(よほど誰でも知っている超有名人以外)想定できないので、そうなっているのは、
・ 演出上の理由
・ 著作権上の理由(特に肖像権などの論点)
・ ドキュメンタリー映画であるがゆえに一部の写真等が用意できない等の理由
…が考えられますが、個人的には真ん中(特に肖像権がらみ)ではなかろうか、といったところです。ただ、レゴブロックにしたからといって、おもちゃの宣伝的な映画ではないし、特定の会社の宣伝みたいなシーンも存在しません(せいぜい、「コカ・コーラ」くらいは出てきたような気がする)。
基本的にドキュメンタリー映画なのでストーリーも何もなくずっと見ているだけ、換言すれば伝記ものの書籍を本で読むか映画で「聴くか」の2択論点になるようなタイプの映画で、レゴブロックは珍しいとしても、何らかの理由(演出上の事情もあれば肖像権がらみもある)で、たとえば「オール粘土人形」とかというケースもあるし、まぁ珍しいといえば珍しいですが、別にだからって「レゴブロックの宣伝がダメだ」という議論になりませんし、個人的には見てよかったなというタイプの映画です。
採点上特に気になる点までないのでフルスコアにしていますが、他の方も述べている通り、こうした事情で「表情まで読み取ることは理論的に無理」という特殊な論点が存在しているので注意かな、といったところです。