「少し落ち着きましょう中国人さま。」未完成の映画 なかじwithみゆさんの映画レビュー(感想・評価)
少し落ち着きましょう中国人さま。
ロウ・イエ監督の新作を(いつも、だと思う)
上映してくれる横浜シネマ・ジャック&ベティにまず、感謝です。
(吉祥寺アップルリンクまでは遠いので。)
中国でのコロナパンデミックの様子と、
未完成の映画を完成させるべく撮影する舞台裏と重ねて描くセミドキュメントの様な感触。
ロウ・イエ監督はチン・ハオさんが好きなんだな。
その愛情が痛いほど分かる。
(私の偏見ではないと思う)
なぜ中国人はこんなに怒りやすいのか。
怒りやすいというか、ものの言い方が乱暴・無神経・配慮に欠ける等など、
コレじゃパニックにもなるよなぁ、
と呆れ果てて観ていた。
ロウ・イエ監督は、ただそのパンデミックを描いただけ。
ロウ・イエ監督の演出撮影が、僕には東陽一監督や今村昌平監督の様に、生々しく人を捉えようとする姿勢にみえる。
気になる監督で新作はできるだけ観ようとしている、
が、好きな作品はどれかと訊かれても困り、衝撃的だったのは『スプリング・フィーバー』かな?と答えるくらいである。
日本人の私は日本でのコロナ禍は周りが案外穏やかで、
近親者職場にも感染者はいない状況。
困ったことは職場で配布するマスクをズルして数枚ガメる(女性)スタッフがいたことか。
事務所で指摘されたので私は数人のガメるスタッフをチクり、解決策を求められたのでマスク配布は事務所管理と提案。
問題は無事に、解決された。
日本人は、そんなもの。
フォロー外から失礼します。あんまり理解できてないように思います。ロウ・イエは単純にカオスを描きたかっただけではないはずです。中国の歴史/時代背景に対する知識を持っていないことが仕方ないですが、偏見を持つものは大体偏見だと意識していません。