「まずまずの及第点+αかな?」九龍ジェネリックロマンス PPさんの映画レビュー(感想・評価)
まずまずの及第点+αかな?
映画を見るまでの、この作品に対してのスタンスは以下の通り。
原作:見てない
アニメ:見た!良かったと思う!
なので、主にアニメとの比較になってしまう。ご了承願いたい。また、アニメとの比較でネタバレ内容をたくさん書いてしまったので、ネタバレ扱いにしておきます。
心象としては、圧倒的に時間が足りなかったな、と思う。同じ実写化なら、ドラマの方が良かったかも?そもそもアニメも原作から見たらエピソードの取捨選択があったであろうし、もしかしたら改変もあったのかもしれない。それにも増して映画は短いのだから、いろいろと端折ったし、そこそこ改変もあった(もしかしたら原作準処に戻した可能性もある)。
小黒(シャオヘイ)は◯◯ってことが明かされないし、サクセスの幻影が案内してくれるシーンもすごく短い。楊明(ヨウメイ)のあーんなことやこーんなことも表現できてない。お札(フダ。サツではない)のシーンもない。鯨井Bの死因もやや分かりづらい(アニメを知ってたから、あーアレが死因かと分かる。見てなかったら気付かない可能性も)。他にも書ききれないことがたくさん!まぁ、仕方ないよね、って感じ。
それでもこの約120分の中に、九龍ジェネリックロマンスの大抵の要素を詰め込んでくれたと思う。そういった意味で、本映画から入ったのであれば、アニメや原作を見るという一助になればいいのかなとも感じる。
単純に女なら水上恒司を、男なら吉岡里帆を観るだけという意味でもいいのかもしれない。ちなみに、吉岡里帆のスタイルの良さに感心しながら観ていた。惜しむらくは、鯨井令子の目の下のホクロをもう少しはっきりと描いてほしかった。もっと魅力的に見えたに違いない。序盤は薄く感じたし(最初の方はその存在を忘れていた)、気づいてからも小さいな〜と思ってた(アニメでもそんなに大きくは描かれてないが、存在感はとてもあった)。
個人的にお金払って見に行くって基準を★3.0にしてるので、まぁ損した気分にはなってない(笑)
あ、スタッフロールの後の話。続きがある。アニメとは違うけど、まぁこれはこれでありかなとは思う。