劇場公開日 2025年8月29日

「吉岡里帆のいろんな表情とKroiの曲はよかった」九龍ジェネリックロマンス kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5 吉岡里帆のいろんな表情とKroiの曲はよかった

2025年9月3日
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鑑賞方法:映画館

原作は未読。「恋は雨上がりのように」の作者だから少し期待して鑑賞。
冒頭でジェネリックテラなるものが空に浮かんでいる設定が説明され、あぁバーチャルな世界の話かと理解することはできた。だから、あの九龍の微妙な違和感も受け入れることができる。でも、肝心の話が自分にはあまり合わなかったようだ。工藤のかつての恋人(鯨井B)の面影に戸惑いながら、新たな鯨井として工藤に向き合おうとする話なのだが、どうにもしっくりこない。マンガやアニメならよくても実写だとチープに見える。そんな感じなんじゃないか。マンガもアニメも観ていないけど。
ジェネリックテラとか、ものすごくSFな設定なのにそれもあまり活かされていない気がする。そもそもそれなりに長い原作を2時間の映画にまとめることが難しいってことなのかもしれない。エンドロール後の映像である程度のちゃんとした終わり方を示したと言えるが、その内容も意味がわからない。あんな感じでなんかわからないけど、2人の関係性を楽しんでくださいって映画なのだろうか。もう少し面白くなりそうだっただけに残念だ。
それでも吉岡里帆のいろんな表情を楽しむことはできたし、Kroiのエンディング曲もよかった。いや、逆に言えば、そこしか楽しみを見いだせなかったということだ。

kenshuchu
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