「残念でした」九龍ジェネリックロマンス あさんの映画レビュー(感想・評価)
残念でした
原作やアニメが好きだったので見に行きましたが、
映画版は見ない方がよかったです。
■キャラの描き方
原作では工藤さんが基本はクールで男らしくてかっこよくて、後半で弱さが見えるところが良かったのに、映画では最初から弱くて女々しいのでレコぽんが惚れる理由がなく、共感しにくいです。
レコぽんも、原作では楊明と出会ってから自己を確立して、お互いに「絶対の自分」として成長していく話がよかったのに、映画ではそれが上手く描かれておらず、ずっと自信なさげなキャラになっていて残念でした。
サブキャラが魅力的なおかげで主人公たちも成長して新しい感情を発見していく物語だったのに、映画ではサブキャラの扱いが雑だったので、物語の魅力がなくなっています。
■音響
ジャンルは恋愛SFのはずなのにホラーのような音響で、不快な音が多いのが気になりました。
■衣装・スタイリング
スタイリストは神田さんなので一流スタイリストのはずですが、衣装の予算が少ないのか、何が原因か分かりませんがコスプレのような服になっていて実写映画としては違和感が強すぎます。
たぶん初期イメージ画のようなものから衣装を制作したものの、カメラテスト後に予算不足で修正や再制作ができなかったのだと思われます。。
■カメラワーク
とにかく雑で、気になって物語に集中できません。
■ストーリー構成
チグハグで、何が伝えたいのか分からなくなっています。原作にはたくさん魅力がありますが、映画ではごちゃごちゃしてどの魅力も伝えられていないので、もっとテーマを絞って描いてほしかったです。
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