「珍しく原作を知っていて」九龍ジェネリックロマンス タカシさんの映画レビュー(感想・評価)
珍しく原作を知っていて
サウナの漫画コーナーでウォン・カーウァイ風かなと思って手に取ったことのある漫画原作。懐かしく感じる人を好きになっていいのかな?というようなことを言っていた。映画を観るとマトリックスとか脳内ニューヨーク、ベル・エポックでもう一度などの作品を思い出す。九龍城風のルックはしっかり保たれていて、クレジットを観ると台湾ロケ。台湾ロケ作品は、青春18×2、雨の中の慾情など近作はよくある。カメラワークや美術グッド。漫画口調なのも全然大丈夫。展開が弱いような気もするが主人公2人のイメージビデオとしてみれば全然グッド。原作ではメンズがマニッシュな印象でそれをどう表現するかと思ったら、水上。水上は私のフェイバリットである「熱のあとに」で中心だけれど、ほぼセリフもなく出演10分ほどなのでどんなキャラクターなのか分からなかった。25歳ぐらいにしては、クラシックな男性像をバッチリできていた。それと水上のスナックでの田園も映画の展開を補強していた。今年ベストカラオケかもしれない。
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