「映画としては纏まってるが、普通のホラー」見える子ちゃん バソラプンテさんの映画レビュー(感想・評価)
映画としては纏まってるが、普通のホラー
単体の映画としては、そこそこな出来です。
脚本も、伏線を張りつつ、しっかり回収して、最後にどんでん返しもあり、なかなかよく出来てます。
単体の映画として見たら、見て損はないレベルです。
ただ、原作漫画を読んだ上で、実写化映画として見ると、別の感想が出てきます。
原作は、「理解不能、対処不能、故にひたすら見えてないふりをするしかない恐怖」なのですが、
この映画では「怖いけど、理解できるし、対処できるから、なんとかしよう」なのです。
更に、主役の恐怖の表情で、観客にも恐怖を感じさせる映画になってるのですが、女優の恐怖の表現がのっぺりしてて、単調に感じます。
最初に書いた通り、決して出来は悪くはないのですが、
原作漫画の根源的な理解不能な恐怖に比べてしまうと、ペラッペラに感じてしまい全然怖くないですね。
ちなみに、どんでん返しの伏線の方は、原作を読んでればだいたい予想がつくレベルです。
まあ、可愛い女優さんたちが頑張ってますし、実写化としてはそれなりなんじゃないですかね。
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