劇場公開日 2025年2月7日 PROMOTION

ショウタイムセブン : 特集

2025年2月3日更新

【ラスト6分、阿部寛史上、最も異常で、イカれてる】
キャスターの生放送中に不審電話→挑発したら爆破事件
勃発→「返り咲くチャンス」とニヤリ…この人、倫理観
大丈夫!? VSテロリスト、未体験の狂気を目撃する

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阿部寛作品を多数見てきた筆者が、自信をもって宣言する――今回の阿部寛、史上最も異常で、狂ってて、イカれてる(つまり最高)!

2月7日から公開されるリアルタイムサスペンス映画「ショウタイムセブン」で、阿部はキャリア初となるニュースキャスター役に挑戦した。このキャスター・折本がとんでもなくヤバい男で、さらにそれだけじゃなく、尋常じゃなくヤバい爆弾テロ犯(しかも姿が見えない・声しかわからない)と、息もつかせぬスリリングな攻防を繰り広げる、という設定もむちゃくちゃに面白い!

画像をよく見ると、画像端に倒れている人も…何が起きた!?
画像をよく見ると、画像端に倒れている人も…何が起きた!?

さらにさらに、折本はテロリストと対峙するなかで、もともと異常だったのが、より異常性を増していき……ラスト6分、観客に未体験の狂気を突きつける。いや~正直、このラストは想像できず、2025年初の“映画館での衝撃”を味わわせてくれた。

筆者は、その狂気レベルに思わず「ここまで来ちゃったか、阿部寛ィ!」と絶叫。リアルタイムで事件を体感しているかのようなアイディアも相まって、最高潮にハラハラさせられ――オーバーではなく文字通り叫んでしまったのだ。

韓国の大ヒット映画「テロ, ライブ」を原作に、「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」の渡辺一貴が監督・脚本を手がけ、面白要素をこれでもかと畳み掛けていく「ショウタイムセブン」。この記事では、実際に鑑賞した筆者が「絶対に映画館で観てほしい」と願う、本作のヒリつく魅力をプレゼンさせていただく!

※記事の終盤に、ラスト6分の衝撃を詳述したパートもあるので、気になる方は、一気にそこまでスクロールしてみてほしい!


【予告編】逃れられない、命懸けの生放送

【絶対に映画館で観て①:主人公の狂いっぷり】特ダネ
のためなら命も倫理も捨てる!?テロリストよりも怖い

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予告編を見ればお分かりいただけると思う。テロ事件の緊張感がぐんぐんと加速していくなか、おさえようもなく滲み出ちゃっている……折本の異常性が!

本作最大の魅力のひとつである、折本のヤバさと、爆弾テロリストとの対決の面白さを紹介させていただく。


●のし上がるためには手段を選ばない阿部寛 VS. 短時間で何度も爆破を起こす、姿が見えない無慈悲なテロリスト このクレイジー対決、一体どうなる!?
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折本は、国民的ニュース番組「ショウタイム7」の元人気キャスター。数年前、ある出来事をきっかけにその座を追われ、ラジオ番組に左遷された。

ラジオの単調な質問コーナーを、退屈そうにこなしていた折本。しかし、テロリストからの電話を受け、予告通り爆発事件が勃発すると、「俺が返り咲く絶好の特ダネだ!」とニヤリ。ここの目のギラつきが夢に出そうなほど怖過ぎたので、絶対に見逃さないでほしい。

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映画開始数分で、もう誰にも止められなくなる折本。対峙するのは、ほぼ全編、姿が見えない、声しか聞こえない、正体不明の不気味なテロリスト……気に入らないことがあると、すぐに爆弾を作動させようとするヤバいやつでもある。

公開前の段階で、犯人役キャストは発表されていないが、阿部とそのキャストの緊張感みなぎるやりとりは、つい息を潜めてしまうほど。テロリストと戦うのが刑事ではなく、キャスターというのも斬新だ。

キャリア復活のために捨て身のキャスターと、声だけで観客を震え上がらせる無慈悲な爆弾テロ犯。どちらも怖すぎるこのクレイジー対決、一体どこへ向かうのか!?


●【阿部寛がヤバすぎる】ニュースキャスター・折本が、爽快なほどエゴまみれ この男、日本を震撼させる大爆破事件を、キャリア復活のチャンスに利用!? そこに正義はあるのか!?
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改めて、折本のヤバさを、もう少し具体的に訴えていきたい。「イカれてるって……(ザワザワ)」「ぶっ飛びすぎだって(最高)!」と、感情が大きくかき乱されるのだ。

テロリストからの爆破予告も、最初は全く相手にせず、めちゃくちゃ面倒臭そうに「ならさっさとやれよ、この薄バカ野郎が」と、強気に挑発。やがて実際に爆発が起こると、並の人間なら「どうしよう、俺のせいで……」とメンタルがやられそうだが、そこは折本、全くそんなことは気にしない!

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それどころか、かつてのレギュラー番組「ショウタイム7」に確実に返り咲くべく、さえない私服から、パリッとしたスーツ姿に“変身”。視聴率第一主義のプロデューサー・東海林(吉田鋼太郎)を脅迫し、「テロリストとの電話生中継」という、かつてない放送を実現させてしまう。さらに、テロリストに自身を信用させるため、ある行動に出るのだが……。

「ショウタイム7」の現キャスター・安積(竜星涼)や新人アナウンサー・結城(生見愛瑠)がドン引きした、悲鳴ものの行動とは一体――?


●見どころは、阿部寛の“狂っていく”過程--エスカレートする要求に翻ろうされ、むき出しになる本性を、じっくりと味わってほしい
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序盤、折本は言葉巧みに犯人をコントロールしようとするが、やがて「テレビ局にも爆弾が仕掛けられ、あろうことか、自身のイヤホンにも爆弾がセットされている」と知る。折本と犯人のパワーバランスが、数秒ごとに絶えず入れ替わっていくのも面白い。

自らの発言が人の生死を握っていることを実感し、精神的に追い詰められていく折本。しかし及び腰になるのではなく、さらなる狂気へとシフトしていくのが、最高にヒリつくポイントだ。

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「イヤホンを外したら即死、スタジオから逃げたら即死、発言を誤ったら即死」という状況でも、強気な交渉を続ける。それでも爆発は止まらず、スタジオ内でもついに死者が出るが、絶対に生放送をやめようとしないのだ。

エスカレートする犯人の要求、拡大する被害。そして爆弾テロ犯の“動機”に、折本が大きく関わっていて――ジリジリと本性がむき出しになっていく折本の狂気のグラデーションを、たっぷりと堪能してほしい。


【絶対に映画館で観て②:エグ過ぎる体験型スリラー】
“放送してはいけない放送”を直視する高揚感よ…

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続いての魅力は、本作が臨場感満載の“体験型”である点だ。


●倫理観完全アウト、過激な生放送。でも、本当はこれが観たいんでしょう――? リアルタイムで爆破テロ事件を目撃しているかのような感覚から、目が離せない
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まずアピールしたいのが、製作陣が「ここに命をかけている」と思うほど、冒頭10分の急展開が素晴らしかった。予測不能の要素がてんこ盛りで、超速で面白くなり、一気に「ショウタイムセブン」の世界に引き込まれたのだ。

本物のニュース番組さながらのテロップやカウントダウン表示、テレビ収録の生々しい裏側など、さまざまな仕掛けで、リアリティを増幅。いつしか、本当にテロ事件が勃発し、リアルタイムでその光景を目撃しているような、アトラクションに乗る感覚に陥っていた。

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しかし、冷静に考えると、テロリストと電話をつなぎ、生中継する。“死の瞬間”が映るかもしれないのに……視聴率のためなら倫理観はどこへやら、これは一発アウトの不適切極まりない放送ではないか?

しかし同時に、人間誰しも、こんな過激な放送を心の奥底では求めている気もしてくる。「もっともっと過激なものが見たい」――そんな自身のほの暗い欲望を引きずり出されるかのようで、罪悪感や羞恥心を抱えつつも、最後まで目が離せなかった。


●あなたはどうする? 事件の行方を左右するのは、劇中の視聴者投票 リアルを感じさせる体感型要素で、半端ない緊張感に襲われた
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なかでもシビれた仕掛けが、「ショウタイムセブン」内の人気コーナーである視聴者投票「ザ・世論調査」。劇中の「ここぞ!」というポイントで、折本によって、はたまた犯人によって投票が行われ、物語の行方を大きく左右する。

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犯人はある一件について、スタジオでの内閣総理大臣の謝罪を要求。そこで、「内閣総理大臣は本当にスタジオに来るのか? 来ないのか?」という投票がスタートする。まさに内閣支持率を問う質問ともいえるが、果たして、結果やいかに――?

思わず「自分だったら、どちらに投票するだろう?」と当事者意識が生まれる。このリアルタイム性、1200%の緊迫感。映画館で味わえば、きっと手に汗が止まらない。


【絶対に映画館で観て③:衝撃のラスト6分】阿部寛は
一体どうなる…え、そうなる!? 極限状況を目撃せよ

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最後に、ラスト6分の衝撃を絶対に、絶対に映画館で見届けてほしい! 観客も折本とともに、いままで綴ってきた以上の極限状況に置かれ、ある“究極の選択”を迫られることになる。


●【ネタバレなしでお伝えします】犯人が最大級のサプライズ! 公開前には発表されていないビッグキャストが出演していた
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ここまで散々匂わせ、ハードルが上がりに上がっていると思うが、やはり犯人の正体が最大級のサプライズであり、想像以上のビッグキャストに、大いに興奮させられた。

言わずもがなだが、声だけでクライマックスまで引っ張る演技力は、並大抵のものではない。時に感情が読み取れず、時に怒りに駆られ、時に冷酷に切り捨てるその“声”が、折本との対決を最高潮に盛り上げる。本編鑑賞前に想像を膨らませたい方は、ぜひ予告編をリピートして、声をヒントにキャストを推理してみてほしい。

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また、阿部と、豪華キャスト陣の演技対決も見どころだ。あえてひとり挙げるなら、番組を乗っ取ろうとする折本に、ある疑いを持ち、カメラの前で告発するキャスター・安積を演じた竜星涼。竜星と阿部といえば、大ヒットドラマ「VIVANT」で公安の先輩・後輩コンビに扮しており、ふたりの再共演もひたすらアツかった。


●【映画.com、今年の初“ぶっ飛びラスト”】阿部寛、“狂気の向こう側”へ。上映時間98分間。92分にとことん興奮し、最後の6分に震える準備はできている?
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ここまで綴ってきた折本のクレイジーな行動……しかし最後に、これまでの展開をぶっ飛ばすような、とんでもない結末が待ち受けている。

ネタバレを避けるため多くは語れないが、極限のシチュエーションで緊張状態を強いられる92分を駆け抜けたあと、それまでの過程を凌駕する最後の6分に、映画館に激震が起こることは間違いない。そして放心状態のまま、エンドロールへ――と思いきや、そこにも、まだまだサプライズが用意されている。まさにこの事件、全ての瞬間が「ショウタイム」なのだ。

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ハリウッドメジャー大作級のムードをまといながら、非常にチャレンジングな「テロ事件の生中継」という題材を撮り上げた、極上のエンタメ映画「ショウタイムセブン」を、ぜひ映画館で体感してほしい。

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