ショウタイムセブンのレビュー・感想・評価
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9時20分〜観客13人 最初から阿部寛の魅力に惹きつけられ作品にど...
阿部寛の独壇場!
韓国映画がオリジナルなんですね、『テロ、ライブ』。こちらは未鑑賞です。
本作、ほぼワンシチュエーションながら、冒頭から怒涛の展開となり、
そのスピード感や緊迫感は尋常ではありません。
全く飽きることなく最後まで突っ走っています。
爆破テロ犯とキャスターの折本(阿部寛)との緊張感のあるライブでのやりとりに
おいて、テロ犯の目的・要求が少しずつ変化していき、
最終的に折本を追い詰めていくプロセスが実に巧みだと思いましたし、
折本の大事にしていることと気質が明らかになるところで
本作のエンディングにしているところが実に面白かったです。
ほぼ阿部寛の演技が中心ですが、吉田鋼太郎の大げさな演技も楽しかったですね。
とにかく阿部寛が素晴らしすぎて、もうそれだけで満足です。
テロ犯役の俳優はシークレットになっていますが、
私としては阿部寛と対峙するには、少々役不足感がありました。そこが残念でしたね。
98分とコンパクトな作品ながらも、それ以上に久しぶりに「あっという間」に
エンディングに辿りついた感があった作品です。
ラストはオリジナル版と同じなのか、変えているのか少々気になるところではありますが、
ニュース速報で入った事件が何だったのか、そこに答えがあると思います。
なぜなら、本作の冒頭がその伏線でもあるからです。
というわけで、ネタバレなしでのレビューでした。
これも惜しいっす😏
全てはエンタメでコンテンツ、生死が掛かった放送もテロップひとつで関心が消えるのはリアルだと思った
2025.2.7 イオンシネマ京都桂川
2025年の日本映画(98分、G)
原作は2013年の韓国映画 『テロ、ライブ(監督:キム・ビョンウ)』
元人気キャスターと連続爆破テロ犯の交渉を描いたスリラー映画
監督&脚本は渡辺一貴
物語の舞台は、東京都心にあるテレビ局
そのスタジオでは、人気番組「SHOW TIME 7」の準備が行われ、キャスターの安積(流星涼)と結城(生見愛瑠)が準備を進めていた
プロデューサーの東海林(吉田鋼太郎)はいつものノリで場を和ませ、ディレクターの矢吹(前原瑞樹)もスタンバイに入っていた
一方その頃、同じビルに入っているラジオブースでは、「トピック・トピック」の放送が始まっていた
そこには、3ヶ月前に「SHOW TIME 7」を降板したキャスターの折本(阿部寛)がいて、彼がパーソナリティを務めていた
物語は、その折本の番組のあるコーナーにて、謎の男から電話が入るところから動き出す
男は「火力発電所を爆破する」と言い出し、コーナーは中断してしまう
楽曲を流してその場を凌いだ折本たちだったが、男の電話はそのまま繋がっていた
折本はイタズラ電話だと思い、焚き付けるように「やれるもんならやってみろ」とぶちまけた
電話は切れ、番組も何事もなく再開する
だが、その直後に大きな爆発音が響き渡り、スタジオは騒然とする
そして、湾岸の方を見ると、大きな火柱が立ち上っていて、あの予告電話が本物であることがわかるのである
映画は、犯人の思惑を予測した折本が、古巣の「SHOW TIME 7」を巻き込む様子が描かれていく
当初はカメラをラジオ番組のブースに入れ、その後は「SHOW TIME 7」のスタジオへと殴り込みをかけていく
そこからは犯人との心理戦という感じだが、展開される内容はそこまで真新しいものはない
犯人を知る人物が番組放送時間内に迷わずに来るというのもおかしな話で、もし都内にいて、声を聞いてその人がわかっても、どのテレビ番組がどのスタジオで放送されているなど一般人にはわからない
なので、必然的に頻繁に出入りしている人となるのだが、それすらも冒頭の清掃員とぶつかるというシークエンスで早々にバラしているのもどうかと思った
物語は、折本個人への攻撃に移っていくのだが、それまでに過大な要求を突きつけてきたことが伏線となっている
折本は総理や社長を動かす力はないが、自分自身が知っていることを話すことができる
それが犯人の狙いであるのだが、折本が官民癒着の証拠を握っているとか、その話に信憑性を持たせる何かをその場で持っているということは、超能力者でもないとわからないものだった
火力発電所で事故死した作業員の遺族が犯人なのだが、その彼が親族をテレビ局の清掃員として潜入させてもできることとできないことがある
あの爺さんがハッカー並みの技量と持っていて、テレビ局内で折本の個人携帯の電話番号まで入手するのは不可能だと思う
なので、せめて昔の同僚だったとかにしないと無理難題であり、レポーターの伊東(井川遥)の恋人みたいな立ち位置でもないと犯行自体が起こせないんじゃないかなと思った
いずれにせよ、テロが起きてもエンタメにするのがテレビ局というのは言い得て妙で、それをコンテンツとして消費するのが国民という指摘はあっていると思う
自分に関係ない出来事なら、どんな出来事もコンテンツの一つであり、テロップ一つで関心先も変わっていくし、普通に音楽番組も放送されていく
そう言った部分をさらにエンタメ化しているのが本作なので、当事者からすれば溜まったものではないだろう
だが、当事者以外がその事件に憤りを感じる方が無理があると思う
なので、無関係な人間が群がってくることの方が危険なようにも思え、当事者意識を持ちましょうというのは、さらに当事者を危険に追い込むことになるのではないか、と感じた
まさにショウタイムでした。
現場の臨場感たっぷり
体験型試写会だったので、感覚マシマシにはなっていたかと思うけど、とても臨場感があったな。ニュース番組はフィクションではなく実際に起こっていることを、世の中に伝えていくので、情報のスピード感は大事なんだろうけど、それを伝える側になったら1秒を争う時間との戦いなのが伝わったわ。
すごく時間に管理されてるんだなあと思った。
あと誰がニュースを読むべきかとか考えたことなかったけど、同じ記事でも読む人によって伝わるものが違うのはなんかわかる気もする。人気キャスターさんには、伝える力があるんだろうなと思った。
看板キャスターから顔が出ないラジオ番組で燻ってた折本が、突然降りかかった事件の火の粉に野心メラメラで対応してく様子にハラハラしながら、二転三転していく物語がどこに着地するのかわからない謎と恐怖にいつのまにかに巻き込まれていたよ。
韓国版が原作らしいので、そちらも観てみたい!
阿部寛さんと吉田豪さんで4になる
登壇する際、最後まで犯人は出てこなかった所
その気遣いは良かった
元になる香港ノワール(テロ・ライブ)は良い意味で本当に目を覆う終わり方だが
日本のは「いかにも」日本らしい終わり方だった(そこも良かった)
正直女性キャスターの金切り声と竜星涼はいらない
パフュームはかわいいけど、さらにいらない
その辺を切り捨てても面白かった
国民投票はグッときた
よって★4です
阿部寛映画だ!
ニッショーホールでのジャパンプレミアにて鑑賞!
監督、出演者による舞台挨拶もあり、非常にワクワクした気持ちで鑑賞でしました。
「韓国作品“テロ、ライブ”」
の日本リメイクって事で良いのかな?
「テロ、ライブ」のほうも見て違いなんかを見比べてみたくもなる、ぎゅっと詰まった緊張感ある展開が魅力的な一作。
本作98分なのは「テロ、ライブ」に合わせたのかな?
98分の作品内で2時間の番組をやるって詰め込みっぷりだけど、その分間伸びすることなく、刻一刻と進む展開に焦らされるような緊張感があった。
「視聴者投票」
テレビの視聴者投票を使った展開があるが、大抵ロクな結果にはならないというか…
「グッドモーニングショー(2016)」もそんな展開あった気がする。
遊び半分で投票する人も多いとは言え、匿名でボタンひとつで投票できるからこその冷酷さというか…
「阿部寛映画!」
他にもめるるやPerfumeの三人やら出演者はいるものの、基本的に阿部寛で満たされている映画!
犯人も最後しか姿は出てこないし、阿部寛好きなら必見だろうね!
「エンドロール演出」
ラストのエンドロール演出はせっかくの演出な感じはあるけど、なんだかそれまでの緊張感と突きつけられたものから急に冷めてしまうというか…曲は悪くないと思うけど…
Perfumeがたしかに本人役で出てたけど、あの出演だとあんまり出演してる感なかったなぁ…
「サクッとみれておすすめ!」
本作サクッとみれる尺に対してとても充実感を感じられる一作なので、長時間映画をみるのが苦手な方にもおすすめしやすい作品かな。
またメディアを見るときの自分の目線や立ち位置ってものを再認識させられる感じもある。
ラストの展開からのセリフは余計な事言うなよ…って感じもするが、最後だから言える本音でもあり、多少なりともみんなも感じていることを阿部寛の目力あるカメラ目線で言われてなんとも、複雑な気持ちになったり…
中身の詰まった作品だと思うけど、何が残念って2025年1月現在の現実のテレビ業界がこの作品のテレビ業界がやや霞むくらいどうしようもない感じになってる事かな…
そう言う意味ではある意味リアルな部分もある作品なのかもだけど、なんかタイミング悪いと言うか…
阿部さんの早口が見事!
日本的なテイストではない
ラジオ番組に左遷されている元ニュースキャスターに、番組のリスナー参加企画のコーナーで電話をかけて来た人物が、突然電力会社と政府の不正を告発して爆弾テロを起こすという衝撃的な始まり方をするテレビ業界を舞台にした映画である。主人公の元キャスターは、この電話をスクープとしてキャスターに復帰しようという野心的な人物で、犯人の凶暴さや思慮の浅さなど、日本的でないものを感じていたら、韓国映画の焼き直しらしい。勿論、韓国版は見ていない。
徐々に明かされる犯人の境遇や犯行の意図には、いささか同情できる点もあるが、やっていることは自分と同じ被害者を増やすだけのことであり、身勝手極まるブチ切れ方は、日本のものとは全く異なる精神性を示し、一切同情の余地はない。このあたりに非常に違和感を感じた。
爆発が起きているのは火力発電所の他はテレビ局であり、ウェアラブルマイクなどが爆発しているのであるから、少なくとも犯人の一人はテレビ局の内部にいることになるが、火力発電所のセキュリティの厳しさはテレビ局とは比較にならず、プラントを破壊するほどの爆発物を気付かれずに持ち込むことなどまず不可能である。
テレビニュースを舞台にした道具立ては興味深かったが、犯人の知り合いだという自己申告だけで見知らぬ人物を内部に入れたり、いくらでも偽造が可能なメールの文面を証拠だと言ってみたりと、かなり雑なものを感じた。電力会社の社長や総理大臣を 10 分程度で連れて来いというのも無理難題である。
やがて主人公の元キャスターのかつての不正に焦点が当てられるように話が展開して行き、犯人の本当の意図が判明するのだが、火力発電所の爆破とはスケール感が違い過ぎる話である。何もかも同列という括り方もかなり雑である。結末は韓国版と違うらしいが、あの終わり方は卑怯だと思う。
ウジテレビのスキャンダルが話題のこの時期での公開になったというのは本当に偶然なのだろうが、テレビ局の存続が不可能になる話には非常に胸のすく思いがした。根っこが腐り切ったオールドメディアは、自ら不正を告発して消え失せてほしいと思わずにはいられない。
個人的に、阿部寛は VIVANT の野崎のような役が相応しいと思っているので、この折本のような役には向いていない気がする。奇しくも VIVANT で共演していた竜星涼も、「光る君へ」の藤原隆家のようなもっとクールな役どころの方が相応しいと思う。perfume も出演者としてクレジットされていたが、あれで共演と言えるのか非常に疑問だった。
(映像5+脚本3+役者4+音楽2+演出4)×4= 72 点。
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