「キャスティングで予想した通り」ショウタイムセブン ゆり。さんの映画レビュー(感想・評価)
キャスティングで予想した通り
阿部寛さんはかなり好きです。竜星涼さんも嫌いじゃないです。でも阿部さんは滑舌が悪いし、竜星さんは重みが足りない、その2人をキャスター役にするという時点で、その程度の作品(役に最適かどうかより、集客力重視)かなと予想しました。
予想通り、あまり面白くなかったです。緊迫感が全然足りなかったし、ストーリーもイマイチ。稼働していないとはいえ発電所の爆発による火事をそんな早く鎮火できるかなとか、爆発物処理班少ないとか、この犯人にそこまで大掛かりな犯行は出来ないよねとか、そもそもその動機でそんな難しい犯罪をしようと思ったの?とか、思う所は色々あります。
でも、本作をつまらなくしていたのは、登場人物のセリフとリアクションです。上司のあの演技は20年位前のコメディです。女性アナがあんな頭が悪い学生みたいで、演じた生見さんが気の毒でした。
それでも、観る前は本作には向いていないと思った阿部さんの演技が、全体を引っ張り上げて、なんとか観られるものにしたと思います。
もし、いまだに、吉田鋼太郎見たいな方が居たとしたなら、やっぱりテレビ業界はなと思われてしまいますね。そもそも一介のアナウンサーやディレクターが総理と一席設けたりできない。いくらだらしない業界とはいえ、ここまで酷くないでしょうが
折本の最後の言葉も、それ程感銘は受けませんでしたが、阿部さんは迫力がありました。でもやっぱり、ストーリーに一貫性が無かったと思います。犯人の設定が甘かったです。発電所を破壊することも厭わないのに、スタジオにはしょぼい仕掛けをして、最初から人を殺すつもりが無かったんじゃないかと折本から言われます。これでは、あの爆弾が本物だったのかどうかを推理することが出来ないし、アンケートの結果も、もうどっちでもいいわと思いました。
共感ありがとうございます。
吉田さんもったいないですね、もう少し闇や腹黒さを出しても良かった。竜星くんは予告篇から違和感がありました、役作りなんでしょうが浅い浅い。その点阿部氏はニッコリ笑ってイカレ感、悪くなかったですね。