「1番ヤバいのは阿部ちゃん」ショウタイムセブン ぱんぴぃさんの映画レビュー(感想・評価)
1番ヤバいのは阿部ちゃん
『めちゃめちゃ怖いっすよ、でも面白くないですか?追い込まれている時とか、まだ足りねぇぞ、こんなもんじゃ笑いとれねぇぞって』
〜タイガー&ドラゴン三枚起請の回より〜
自身の身が危険にさらされている中、阿部ちゃんはこんな思いだったんじゃないですかね。
この映画が報道というエンタメ業界に脳を焼かれた立身出世願望のある男の物語であることがわかった時、上記の台詞が頭に浮かんだ。レイトショー価格で見る分にはまぁまぁ。報道マン魂皆無の女性アナウンサー(スタジオにいる)を皆んなが徹頭徹尾無視(おそらく内心馬鹿にしている)している点も個人的には好み、こういうアナウンサー実際にいるだろうし。
ただ映画を見たほとんどの方がおそらく、ミステリーで言うところのフーダニット(犯人推理)やホワイダニット(動機)ハウダニット(爆破物の調達や設置方法)に焦点を当てて見ていたはず(私自身も)。これらの点については、つまらなくは無いけど面白くは無い。ある伏線があからさまであの展開は読めたし、犯人はこの人でした!と最終的に出てくるが推理のしようがない。私はあの方のアンチでも無いがファンでも無い、へ〜って感じ。
結論 阿部ちゃんはいい俳優。