「誰が本当の狂気なのか」ショウタイムセブン HKさんの映画レビュー(感想・評価)
誰が本当の狂気なのか
真実とは、報道とは、そしてなにより視聴者とは何かを問いかける、
タイムリーな社会派のドラマ。
爆破犯に対峙しながら、主人公を巡る過去が徐々に明らかになっていく。
全体的に手持ちカメラ+クローズアップ気味の忙しい画面で描写され、
報道現場の慌ただしい様子が緊張感、臨場感たっぷりに伝わってくる。
そんな中でも顔のドアップ満載の画面構成で、画力を魅せつける阿部さんはさすが。
誰が本当の狂気なのか、その問いに対する答えは、
翻弄される真実や報道、そして人間の運命を委ねられたラストにあるとみた。
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