「リアルメーターは馴染まない!?」ショウタイムセブン ノーキッキングさんの映画レビュー(感想・評価)
リアルメーターは馴染まない!?
かつては、“モデル上がり”と揶揄されて様々なインタビューで嘆いていた阿部寛。今や堂々たるもので、本作も阿部寛ありきの映画。ラジオ番組にとばされて腐っているが野心を秘めた元キャスター役を演じ切った。
ツッコミ所の爆発テロのスケール、展開、伏線、には、まあ目をつぶり、自分は、ひたすらリアルメーターを興味深く観た。
日本で現実の出来事の白黒、是非をダイレクトに数値化してライブで見せることは無い。結論を導かず、つねに曖昧にし、悪行は時間によって風化され、美談は時間によって侵蝕されるのが常だ。なので、最後のLive or dieで阿部寛は不敵な表情を浮かべ、案の定あとは見せないのだ。
こういうのは、ホント上手い吉田鋼太郎は適役だが、井川遥の悠長な語り口はリポーターに合わず、めるるはすべってるだけ。実は阿部寛と犯人は共謀で不正を暴くための芝居をやっていたという筋書きでもわるくはなさそうだが……
悪行の構想や捻り方など、ミステリー作家や脚本家には、常々感心させられるばかりだが、現実の市井に潜在する犯罪を目論む輩がそのアイデアや手法のヒントを映画から得ていると思うのは杞憂だろうか?
共感ありがとうございます。
めるる位の女子アナ沢山居ると思いますがね、特にがけっぷち局の朝の番組とか。
自分は折本の罪、生命さえもネタにするイカレっぷり良かったです。
おお!!何ともぉ!!
私も阿部さんと犯人が実は、、説を期待していたんですよぉ!!
でも元ネタ知ってたのでそ〜はならないだろうと思っていました。
だけどあの方向ならソレも有り!むしろソッチでお願いしたかったです。