劇場公開日 2025年2月7日

「阿部寛を見るための映画」ショウタイムセブン toshijpさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5阿部寛を見るための映画

2025年2月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

予告編で興味を持ち鑑賞。

生放送の現場の雰囲気が感じられる導入部が良かった。

予告編で爆破テロやテレビスタジオの仕掛け、遠隔から監視しているで
あろう犯人像が描かれていた。物語が進むにつれてそれらの「誰が
どうやって?」ということが明らかになっていくのを期待したが
想像で補うしかなくちょっと現実味が欠けた。

テレビスタジオに仕掛けができる人物なんて限られるし、怪しまれずに
実行できるかどうかとなるとかなり疑問。爆弾を仕掛けたという話を
鵜吞みにするだけで話が進行するのももやっとする。

現実味を考えずにほぼ密室の状況で繰り広げられる”劇”として見れば
よいのか?

国家規模のスキャンダルを暴くという大風呂敷を広げた割に、
途中で話の焦点がずれて小さくまとめたのも残念。

とは言え緊張感を持続させるエンタメ作品で、ほぼ出ずっぱりの
阿部寛が演じる元キャスターの話しっぷりや交渉術、ピンチを
チャンスに変えてしまうような手腕などが見どころだった。

toshijp