遺書、公開。のレビュー・感想・評価
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柊夜くん、惚れるわ
予告編でミスリードされる。
数字で「序列」がつけられ管理された高校生の、権威からのサバイバル的な話かと思ったら、2-D内で展開される、「誰が殺したクックロビン」なミステリーだった。
演者が全員オーバーアクト気味で、それが効いている。
生徒たちひとりひとりの見せかけと違う本性が次々暴かれて豹変ぶりが面白い。
ひとりひとり自分に充てられた遺書を読み上げるところから推理が広がり、否定され、別の方向へ、の繰り返しだが、ミステリーがよく練られており、常に疑心暗鬼で話が揺れながら先が読めず、テンポが良いので集中力が途切れること無く観られる。
終わったと思いきやもう一捻り、そうくるか、なラストは不気味で余韻が残る。
クラス全員が冷静で即座に的確に文章のウラを読み核心をつくなど全員IQ130超えじゃないの?
ご都合主義的なところもある脚本だが、お陰でダレること無く無駄なく話が進む、なので良しとします。
面白かった。
柊夜くん、惚れるわ。
これは◯◯ハラスメントと同じ理屈が描かれている素晴らしい映画だ
・正直全く期待していなかったが、大穴だった。
→どうせ若手俳優だけの微妙演技の学園ものくらいの
気持ちで見に行ったが、良かった良かった・・・。
・あらすじと予告編で大体の話は分かった
・序盤、「桐島部活やめるってよ」的な感じに思えた
→題材となる張本人が登場しないまま、周りの人間からの印象だけで憶測が憶測を読む、みたいな話と思ってた
・中盤以降、色々な生徒からの色々な「告白」があり、
姫山椿の人物像が揺れる揺れる、、
各々から見た姫山椿の人物像が描かれることで、
結局、姫山椿はどういう人間なのか気になっていく・・。
ここら辺で、遺書の話と共に姫山椿との映像が頻繁に流れ始める。
某部活をやめる桐島みたいに、結局出ないとかじゃなくてよかった。
各生徒と姫山椿の思い出が映像で良い話も悪い話も映像で蘇ってくる
・終盤一気に結末まで駆け抜ける。この辺のドキドキ感や
ワクワク感はたまらなかった。
★★★
最後の怒涛の説明で色々分かってくるが、ここで印象的だったのは、
中盤で各生徒との思い出が映像で流れていたが、
それと基本同じだけどちょくちょく違った映像が流れていたことだ。
おそらく、姫山椿と各生徒それぞれの視点(つまり受け手話し手)で描かれていることを示唆していたのではないか、ということだ。
各生徒が姫山椿に対して言った言葉や思ったことが、
中盤では描かれていないのに、最後のシーンでは描き切れていなかった箇所がどんどん出てくる。
それは、
「各生徒側は覚えてない/無意識に忘れようとしていた内容を、姫山椿側はこう受け取っていた」
を表現したかったのではないか、と思った。
このシーンがこの映画で一番心にぶっ刺さった。
「私はそんな意図で言ってない」「私はそう感じた」
こんなことは学校や会社など日常茶飯事だと思うし、
一番思うのは学校のいじめっ子といじめられた側の話。
いじめた方は覚えていないが、いじめられた方は一生覚えてる、
と同じものを感じた。怖い怖い。
あとは〇〇ハラスメント系。
まさに「私はそんな意図で言ってない」が原因でなるものだろう。つまり受け手によるって話。
しかも、同じセリフ(例えば「彼氏いるの?」)でも、
相手によってセクハラになるかならないか変わっちゃうという曖昧さ。
(どれにせよこんなこと聞いたら今の時代誰でもアウトだと思うが・・・笑)
これと似たような話が展開されており、
とてもリアルで闇深い内容だなぁと感心した次第です。
演技が過剰過ぎたけど内容は良かった
期待以上のサスペンス
驚くほど良かった。
まず、脚本が非常によかった。
かなり早い段階で「遺書、公開」の本題に入り、その後の内容はまさに「遺書、公開」です。公開される度に新しい事実が明らかになり、推理に新たな材料やヒントが加わり、途中で何度もミスリードが仕込まれていたが、最終的には、もったいぶらずにしっかりと真実にたどり着きます。終盤に差し掛かると、最近観た「六人の嘘つきな大学生」のようにサスペンスから急にヒューマンドラマに変わるのではないかと少し心配しましたが、最後の最後までしっかりサスペンスが続き、大満足でした。
こういったタイプのサスペンスは、新しい事実が次々と発覚し、それに伴って新たな謎が生まれるため、結局謎が謎を呼ぶだけで、掘った穴がすべて埋められないまま終わってしまう作品が結構あります。しかしこの作品は、「姫山さんは本当に自殺だったのか」「誰が序列を作り、その目的は何だったのか」「遺書は本当に本人が書いたのか」といった本筋のミステリーを中心に、途中で新たに出てきた遺書の盗みや体にある謎の痣など、本筋から外れる問題をダラダラと引き延ばすことなく早めに解決し、終盤に差し掛かる頃には「どうして学校という場所が選ばれたのか」、また委員長や先生が隠していたことなど、大きな謎から小さな違和感まで、伏線がしっかりと回収されました。ここまでしっかりと全て回収するサスペンスはなかなかないので、感心しました。
また、撮影方法と演出もよかった。
一つのシーンにおいて、当事者の見え方により、異なる角度からの真実が描かれ、人間の考え方の複雑さや誤解が生じる理由が上手に表現されていました。難解な深層心理を見せ方がとても上手で、最終的に姫山さんが自殺を選んだ理由にも納得できました。
さらに、役者たちの演技に驚いた。
(先生以外)全員が若手の俳優なので、正直あまり期待していませんでしたが、予想以上にみなさん素晴らしかったです。感情の表現や二面性の切り替えが自然で、大げさな部分の演技も、しっかりとコントロールされていて、全体的に違和感が全くありませんでした。
あえて完璧ではない点を挙げると、あんな出所も意味も分からない序列を見ただけで、クラスにカーストができてしまうのは少し疑問に感じます。特に姫山さんは偽りの1位なので、説得力に欠けるのではないかと思いました。ただ、そこまでの経緯を詳しく描くと、恐らく映画が非常に長くなってしまうので、カーストが成立したという大前提として考えれば問題ないと思います。あとは、さすがにクラスの全員、ストレスが溜まりすぎじゃないかとも思うが、そのあたりはエンタメとして大目に見ましょう(笑)。
序列1位の苦悩と葛藤の『何か』とは…
同名人気コミックを、『東京リベンジャーズ』や『ヒロイン失格』等の青春映画で定評のある英勉監督がメガホンを撮り実写映画化。一人の女性徒の自殺を巡る学園サスペンス・ミステリーとして、これからの映画界で注目を浴びるであろう、若手俳優陣25人が集結。
鑑賞前は、よくある人気若手俳優による青春ミステリ―程度と、それほど期待はしていなかった。しかし、自殺をした少女から、少女が在籍していたクラス全員に遺書が届くというミステリアスな設定と、遺書を一人一人が読み上げる中で自殺の真相に迫り、そこにクラスの序列が元になって二転三転する展開は、観る者にいろいろな結末を巡らせ、興味深い内容であった。
新学期がスタートした灰嶺高校の2年D組の生徒全員と担任、合わせた25人に1位から25位までの『序列』が記されたメールが届く。その1位には、美しく優しく頭の良いと思われていたクラスのマドンナ・姫山椿が記されていた。しかし、その半年後、姫山は学校のトイレで不審な自殺を図る。そして、その葬儀の後、残されたクラス24人の机上に、姫山から遺書が届く。姫山の死の真相を探る為に、クラス全員が、各自に届いた遺書を読み上げて公開することになる。
その遺書には、一見するとそれぞれの長所と感謝が書かれているように見えた。しかし、その言葉の裏に隠された真実にたどり着いた時、それぞれが姫山に対する恨みやつらみ、嫉妬等の本音が明らかになって行く。同時に、姫山自身も自殺に関わる『何か』を抱えていたことと、序列1位という立場で苦悩し葛藤する姿も炙り出されてくる
物語は、教室で一人ずつが遺書を読み上げていくシーンだけで進んでいく。しかし、その中で24人が姫山との愛憎劇をバランスよく語り暴露され、それぞれのアップ・シーンが織り込まれ、鈴木おさむの脚本も良かったし、最後まで飽きさせない、謎を含んだ内容だった。中でも、高石あかりと金光ほのかの百面相の様な演技は、なかなかの見所。全体的にも、若手俳優が、ここぞとばかりに、仰々しい演技の競い合いで、舞台演劇の様相でもあった。
遺書の秘密
突然届けられたクラスの序列。
そして序列1位の生徒の自殺。
また突然配られた各生徒あての遺書。
果たしてこれは何の序列なのか、何故死に至ったのかを遺書を公開しながら解き明かしていくミステリー。
なかなか興味深い作品だったと思います。
序列1位と聞いた時点でこれは容姿端麗とか頭脳明晰とか人気があるとか良いことの1位だと私も勝手に思いこんでしまっていたがそうとは限らないんだよな。
でもそれを知らない生徒達は序列上位を羨望の眼差しで見て嫉妬も生んでいく。
人間心理の怖さである。
ストーリー的にも最後には謎も解けてしっくりいくものだったと思う。
生徒達の演技が少々オーバーで役者過ぎるだろ!という感じもあったが緊迫感を生んで良かったように思う。
結局一番さりげない良い演技をしていた志田彩良ちゃんが....で。
あ~人間て怖い!
役者さん一人一人が際立つサイコスリラー
想像の範囲内
惜しい😓
ゲームマスターもまた"人間"
リアクションが少し大袈裟だが面白かった
春の新学年、高校の2年D組に、生徒24人と担任教師の計25人全員の順位を記した序列が全員のスマホに届いた。犯人がわからないまま半年が経ったある日、人気者だった序列1位の姫山椿が、校内のトイレで謎の死を遂げた。数日後、クラスの全員に姫山から遺書が届き、原因究明のため遺書をクラスに公開しようという話になり、その中でみんなの本性が明らかになっていく、という話。
自死の原因を探ろうとし、先生含め25人に届いた遺書。読んでも1分もかからない内容なんだから、1時間くらい潰して1日で一気に公開すれば良いのに、なぜか数日かけてちょい出しが続き、ちょっと現実的じゃないかな、と思った。
ほとんど教室内での話だから仕方ないのかもしれないが、リアクションが大袈裟過ぎる感じがしたが、ま、舞台劇みたいでそんなに気にならず面白かった。
堀未央奈、松井奏、宮世琉弥、吉野北人、志田彩良、髙石あかり、日高麻鈴、など若手俳優の演技が観れて満足。
特に志田彩良の思慮深く人間観察が得意そうな所と高石あかりの腹話術みたいな会話や顔芸が面白かった。
若手俳優陣による演技合戦!開幕!
人間観察という名の恐怖を感じる
原作、未読です。
主演は、吉野北斗くんだったんですね。てっきり、宮世琉弥くんなのかと思ってました。割と、錚々たるメンバーが出演してました。でも、個人的に、序列一位と序列二位の二人を知らなかったので、なぜ、この二人が?という思いもありました。まあ、全体的なストーリーを見てみると、決して、キーパーソンって感じではなかったので、納得しました。
よく出来たストーリーでした。いろいろ伏線が散りばめられ、回収され、ストーリーが繋がってく。ドキドキしながら観てました。志田彩良ちゃん、高石あかりちゃん、怖いわー。お友達にはなりたくない。ラストの志田彩良ちゃんのセリフ、納得した。次のターゲットが出来るのかな?まあ、続編はないと思うけど、ドキドキする終わり方でした。
心惑わす数字。
新学期が始まって早々クラス生徒24人、担任教師、全員の明確な順位を記した「序列」メールが届けられた2―Dの話。
序列1位となった姫山椿が半年後に校内トイレで自殺、それから3日後の葬儀当日に死んだはずの姫山椿からクラス全生徒、教師の机に手紙(遺書)が置かれる…、姫山椿の死の真相は一人一人に宛てられた手紙の中にヒントがあるのではないかと生徒1人ずつ手紙を読み上げることに…。
姫山椿の死、なぜ椿は死んだ?!と全然ストーリーには引き込まれておらずからのスタート…、でも何か観てられる、眠気はきてない!(笑) ストーリーが進むにつれ椿のことをよく思ってない人のリアクション表情合戦みたいになっちゃってストーリー、セリフよりも表情が頭に入ってきた(笑)
何か続編有るかも無いかもな都合のいい終わりかた~
☆5つじゃ足りない
大満足!
この感覚は「告白」以来かも。
こういうクールでダークなヒロインは大好物。
次々に明らかになるダークサイドに魅了された。
こういう独特の雰囲気を纏った若手女優は希有な存在。
大人になってもこの煌めきを消えずに持ち続けて欲しい。
そのほかの出演者もとても個性的で裏の顔を熱演。
時に過剰と思えることもあったが、
人には必ず闇があると考えている私にとっては我が意を得たり。
それぞれのエピソードを細かいこと抜きに楽しめた。
将来、ここから多くの名優が育っていくのだろう。
結果的にはタイトル通り遺書を公開しただけ。
特に震撼させるような出来事があったわけでもなく、
(もちろん生徒の自殺は大事ではあるが)
とんでもないサイコパスが出てくるわけでもない。
日常に潜む誰しもが持っている闇をを巧妙に紡ぎ合わせ、
他人を貶め自らを正当化しながら最悪の結末に誘導する様にはゾクゾクした。
こういう映画に出会えるから映画館通いは止められない。
松井奏くん目当てに見に行ったら内容が良かった💛
IMP.の松井奏くん初出演(赤崎理人役)の映画なので、せっかくなのでライブビューイングで舞台挨拶も一緒に見ました。
監督は東京リベンジャーズの英勉監督、脚本は鈴木おさむさんが脚本業を引退前に致死量の仕事をこなしたときのものです。
予告で序列2位とか、彼氏役とか、クズ男だけど嫌いにならないでね🥹とか、ちらちら見てましたが、なるほど嫌なやつでした。
しかもサスペンスだと思ってて油断してたら、割と序盤でまさかの!しかも、相手もまさかの!って感じで心がソワソワする場面がありました。
遺書を公開していくという、そもそもな設定が現実ではありえないけど、最後まで見れば理由がわかりました。
その設定を受け入れたら、物語とクラス全員のキャラや表情、豹変ぶりは楽しめると思います。
心理的にビリビリするサスペンスだけど、血が飛び散るような場面はなくてホッとしました。
松井奏くんと同じTOBE事務所の大東立樹くんもモブキャラっぽくオーラを消した演技をしていました。
姫山椿役の堀未央奈ちゃんがかわいくて良かったです。
松井奏くんのためにあと何回か見に行きます。
闇夜のカラス‼️❓よく吠える犬‼️❓
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