「想定以上に見ごたえのあるサスペンスミステリ」遺書、公開。 よしてさんの映画レビュー(感想・評価)
想定以上に見ごたえのあるサスペンスミステリ
完全に髙石あかりさん目的で見に行った本作ですが、意外や意外、かなり見ごたえのある作品でした。
2年D組の各生徒たちがそれぞれ個性がしっかりと与えられ、物語上でもそれぞれに個別の役割があるため、見ていて飽きません。しかも、一見軽そうなキャラがしっかりしていたり、そのまた逆になったり、物語の展開で立ち位置を変えるキャラなども存在し、相当寝られた脚本であることがうかがえます。
序盤・中盤といい意味で予想を外していく展開が続き、終盤も二転三転して、物語にしっかりと結末がつきます。
何より楽しいのは若くて実力のあるキャストたちが、メインどころからわき役までしっかりと熱演されているところ。
髙石あかりさんの存在感はやはり圧倒的ですし、宮世琉弥さんもさすがの演技です。
主演の二人も一見役柄上は地味に見えますが、物語を展開する上で欠かせない存在。
ややオーバーアクト気味ではありますが、谷地役の兼光ほのかさんや黒瀬役の浅野竣哉さんなども好演。個人的に好きなキャラだった森本役の菊地姫奈さんと名取役の大東立樹さんはもっと活躍させてほしかった気はしますが……。
非常に楽しかったので、キャストが若いうちの続編を望んでいますが、さすがに難しいですかね……。
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