「連綿と感じてきた風景」遺書、公開。 吉住くんさんの映画レビュー(感想・評価)
連綿と感じてきた風景
ここで描かれた事は
僕が小学校低学年だったころから
何十年ものあいだ
(そして、たぶんこれからも)
僕の周りでもっともっと小さな形で連綿と展開していました。
勝手に期待して、勝手に失望する。
(まあ、ヒロインが望んでみたポジションなので「代償」という考え方が出来ますが)
僕の様な「序列の低いであろう」(こう書いている段階で充分罠にはまっていますね)者ですらその被害に遭ってきましたから
そういう「期待」「思い込み」の暴力を目の当たりにしてきた身としては
もっとマイルドかつ大胆にアレンジして小学校等での情操教育の素材にして欲しいとも思いました。
僕なぞ「人に期待しないであげるのも思いやり」と思ってますが
それを人に話したら、激怒(おそらく本人より外野)されるでしょうから胸にしまってきました。
まあ、そういう「外圧」によって成長した人も少なくないでしょうから。
という訳で
観て良かった(そう語るには相手選ぶかもですが)作品ですが困った点をいくつか
○「公開」順を出席番号順とか座席の順にしたら会議は円滑に進行したのでは
○先生はちゃんとした人の方がドラマに深みが出たのではないかと。
第一先生が10位だったら高いでしょ。
(というか「先生は外しなさいよ」が正直な気持ちですが)
○流石に一位の人が六位(だったかな)の人に「上位だから」ってフォローしたら激怒するよね。
○ほとんどの人が発言時に高血圧的な演技になるのがしんどかった。
あと、僕若い俳優さんよくわからないから手に汗握ってみれたのですが
この作品、もしかして「キャステイングで犯人がわかってしまう」パターンなのですか?
まあ、今大活躍なあの女子はしっかり一暴れしてくれましたが。