「柊夜くん、惚れるわ」遺書、公開。 かばこさんの映画レビュー(感想・評価)
柊夜くん、惚れるわ
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予告編でミスリードされる。
数字で「序列」がつけられ管理された高校生の、権威からのサバイバル的な話かと思ったら、2-D内で展開される、「誰が殺したクックロビン」なミステリーだった。
演者が全員オーバーアクト気味で、それが効いている。
生徒たちひとりひとりの見せかけと違う本性が次々暴かれて豹変ぶりが面白い。
ひとりひとり自分に充てられた遺書を読み上げるところから推理が広がり、否定され、別の方向へ、の繰り返しだが、ミステリーがよく練られており、常に疑心暗鬼で話が揺れながら先が読めず、テンポが良いので集中力が途切れること無く観られる。
終わったと思いきやもう一捻り、そうくるか、なラストは不気味で余韻が残る。
クラス全員が冷静で即座に的確に文章のウラを読み核心をつくなど全員IQ130超えじゃないの?
ご都合主義的なところもある脚本だが、お陰でダレること無く無駄なく話が進む、なので良しとします。
面白かった。
柊夜くん、惚れるわ。
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ratienさんのコメント
2025年2月4日
共感、コメントありがとうございます。
確かに背筋が寒くなる感覚です。結局、全てが一人の思惑通りに進んでいったって感じですかね。
若手役者陣のオーバーアクションとも見える演技も好きです。すっかり惹き込まれました。