「あの名作アクションのクライマックスが想起される心憎いオープニング」スタントマン 武替道 和田隆さんの映画レビュー(感想・評価)
あの名作アクションのクライマックスが想起される心憎いオープニング
冒頭のアクションシーンは、刑事と悪人によるデパート内での追跡劇から始まり、乱闘による階段落ちならぬエスカレーター落ち、ガラスのショーケースの破壊、吹き抜けの2階からの落下といったシーンが続き、香港映画ファンであれば、ジャッキー・チェン監督・主演の傑作「ポリス・ストーリー 香港国際警察」(1985)のクライマックスシーンがすぐに想起されることでしょう。
「スタントマン 武替道」は、香港のアクション映画の現場に欠かせないスタントマンたちがワンシーンに全てを懸ける姿を描いた胸アツのアクションドラマです。スタントという仕事に誇りを持ち、映画という夢に情熱を注ぐ命がけの生き様が観る者の心を打ちます。彼らのアクションが映画原始の興奮を呼び覚ましてくれます。
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