劇場公開日 2025年1月25日

「何この共感」雪子 a.k.a. 豆之介さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0何この共感

2025年5月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

29歳の私は旦那も子供もいたし退職していた。先生でもなかった。でも不思議なことに、特に前半は共感の嵐だった。

雪子のどこに自分を見たのかは分からない。だけどこれは自分だと思った。

ラストに雪子の笑顔があるがいつまで続くだろう。明日は明日の風が吹くように、明日は明日の不安がある。29歳。10歳。50歳。70歳。人は多かれ少なかれ不安の中にいると思う。そう考えて年齢の違う雪子に自分を見たのだろうか。

自分が自分で良かったと思うなんて一年に一回あるかどうか。でも雪子の笑顔にはその思いの只中にいるように感じる。羨ましい。

ヒップホップという訳にはいかないが、私も好きなものをもう少し深めてみようかな。そう思わせる心良さ。これまた謎だが、観ていて何も焦ることなく不思議な安堵感に包まれる物語だった。

豆之介
PR U-NEXTなら
映画チケットがいつでも1,500円!

詳細は遷移先をご確認ください。