劇場公開日 2025年1月24日

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「金融無間道」ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0金融無間道

2025年8月7日
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鑑賞方法:DVD/BD

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トニー・レオン×アンディ・ラウ! 『インファナル・アフェア』以来約20年ぶりの共演。
それだけでも激アツなのに、監督は『インファナル・アフェア』で脚本を務めたフェリックス・チョン、スリリングな香港年代史…。
期待されていたようで、本国香港では大ヒット。多くの賞も受賞。
時代設定は『インファナル・アフェア』(1990年代)を遡り…

イギリス植民地時代も終わりを迎えた1980年代の香港。
トニーは、海外でビジネスに失敗し香港に戻り、悪質詐欺でのし上がっていく男。
アンディは、彼を追う捜査官。
15年に及ぶ二人の男の攻防。

『インファナル・アフェア』とは逆にしたキャスティングが難い。
ワルだけどスマートなカッコ良さを併せ持ったトニー。
対するアンディは抑えた演技で信念と正義感を貫く。
初共演から20年余、二人のキャリアはさらにアップ。
特にトニーは、『HERO』『レッドクリフ』などヒット作に出演し、海外進出も果たし、ようやくハリウッドデビューとなったMCU映画『シャン・チー』ではさすがの存在感。
アンディも、ジャンル問わず主演助演問わずの安定ぶり。個人的には黒幕役でサプライズ登場した『唐人街探偵』の新作が早く見たいぞ!
全く衰えぬどころか円熟を増した二人の再共演と演技バトルはやはり本作最大の見所。

フェリックス・チョンの演出は、ノリノリナイスな選曲センスや意外やユーモアやトニー演じる男のユニークな武勇伝で、シリアス&スリリングな中にも緩急を付け、エンタメ性充分。
『インファナル・アフェア』に続くまた新たな名作を生み出した!…と言いたかった所だが、

どうしても点数低めなのは、やはりその金融世界設定。
証券取引場でのお金の動き、何をどうやって罠に嵌めたのか、詐欺の手口…。話がお金の動きにまつわると途端にこんがらがってくる。そこに人間関係も絡み…。
何分昔からお金の動きに疎く、こういう世界の作品は苦手で…。
『インファナル・アフェア』の方が良かった…とは言わないが、分かり易さやドラマチックさはあった。
本作もエンタメ性、80年~90年代の雰囲気、香港二大スターの熱演などは良く見応えあったが、やはり苦手意識は変えられなかった。

近大
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