「ドキュメンタリー作品としてはしっかりした作り」取り残された人々 日本におけるシングルマザーの苦境 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ドキュメンタリー作品としてはしっかりした作り
ブレア首相時代に子どもの貧困対策でGPTの1%投入とか、もっと海外の政策を紹介してもらいたかったです。離婚もDVや経済問題などが原因だったり、やむを得ないことが多いのだろうし、養育費のことだってしょうがないことが多いのだろう。映画やドラマでの離婚の原因って生ぬるいんだな~と感じてしまう。まぁ、選ばれたシングルマザーは同情すべき人ばかりだったけど。
本来ならば、日本の場合はシングルマザーに限らず貧困には多くの原因があるはずで、ちょっと偏りがあるとしか思えない。途中に戦後復興から高度経済成長気と家族のあり方について学者さんが説明されていましたが、それならばシングルマザーに限ったことではない。今で言えば、物価高や賃上げ問題など多角的に見るべきであって、矮小化されすぎていたような気がする。
子どもは家族で面倒見る、近所のおじさんも面倒見る、コミュニティ全体で面倒見るといったことがなくなった時代。子ども食堂やボランティアの団体とかの様々な取り組みはあれど、やはり政治が中心とならなければいけない。まぁ、今の日本じゃ無理ゲー。虚しくなる。
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