デーヴァラのレビュー・感想・評価
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悪役もいい感じにキャラ立ちしていて盛り上がる
荒唐無稽で、一歩間違えば到底ついていけなくなるストーリーだと思うのだが、やっぱり役者たちの暑苦しさに持っていかれる。NTR Jr.はもちろんだが、敵役ポジションのサイーフ・アリー・カーンあってこそというか、猛獣VS野獣みたいな対決が盛り上がってくれるので、いろいろややこしいことは棚上げして、どこまで行くのか付いていってみようという気にさせられる。実は4つの村の話というスケール感のちぐはぐさも、忍者みたいな強奪シーンとか、やたらと雄々しいお祭り騒ぎとかでいい感じにごまかされる。のだけれど、一応最初から分かって観ていたとはいえ、最近のインド大作は「続く」で終わるパターンが多すぎるな。続いてもいいんだけど、いくらなんでも真ん中すぎでしょうというか、ちょっとは物語が一段落した満足感みたいなものを提供してほしい。そこんとこ『バーフバリ』はやっぱり上手かった。後編はまだ撮ってない?頼むから急いで!
生きる勇気があれば殺す勇気なんて必要ない
なんやねん、この話w
赤海にまつわる伝記が語られる。
のだが…話を持ち掛けた男はとても災難だと思われる。海岸で白髪の老人からとてもとてもボリューミーな昔話を聞かされる事になる。
もし、俺が当事者なら
「爺さん、いつ終わるねん、この話!?」とツッコミを入れずにおれない状況だ。
肝心の昔話はそこそこ興味はそそられるのだけれど、現状とほぼ関係ない。
デーヴァラとその息子ヴァラの物語なのだけど、息子のヴァラが死んで話は終わる…と思いきや、デーヴァラ2のタイトルが。
「おおおいっ!まだ続くんかーーいっ!」
もう、うんざりだw
時代設定は1996年なんだけど、近代文明のカケラも感じない。当時のインドの辺境の地はこういう文化圏であったのだろうかと頭を傾げる。
主人公は英雄の血脈らしいのだけど、経済的ない困窮から密輸の片棒を担いでて…とか、色々手の込んだ設定はあるものの、どうにも句読点が唐突でたまげる。
彼が改心したのは、その密輸された武器で同胞が殺されたからなんだけど、唐突に車が爆破される。別に内乱が起こってたとかテロだとかの説明はない。
いきなり、山道で、バスの前後を走ってる車が吹き飛び、バスが強襲される。
…いや、何でそうなる?
俺、寝てたか?
そう、今作はなんか台詞回しが口説いのだ。
説明が深いというか丁寧なシークエンスが多々あり、「いや、もうええて」とボヤいてしまう。
で、まぁ、デーヴァラの村vs他の3つの村みたいになって、驚異的な武力に覚醒したデーヴァラが抑止力になったりすんだけど…お決まりのHS溢れるコッテリしたアクションが展開される。
お約束の踊りパートもある。
やっぱクセになってる。楽しんでいる俺がいる。
独特なキレがある振付で、コミカルなステップも多いのに顔はキメキメで…インド人の感性って面白いと最近は思うようになってきた。
で、デーヴァラは姿を隠すのだ。
その理由としては、なるほどとも思うんだけど、このご時世に?と疑問を抱かずにはおれない。
そこから息子であるヴァラの話にシフトする。
彼には許嫁が居て、こいつがまた嘘みたいな設定を背負ってて…超絶モテ女で、女友達から「早く落ち着いてくれないと、私達の婚期が遅れる」とか言われてしまう。で、そんな彼女はヴァラに惹かれてるっぽい。好きを肯定できない中学生みたいな状態で、ホントにこの村の恋愛事情はよく分からないし、主人公2人のハイスペックさと言ったら呆然としてしまう。
話もそうだし、設定もそうなんだけど、共感を必要とせず傍観しか出来ない事が多すぎる。
頼りなさげだったヴァラは、実は父の意思を継ぎ赤海の治安を守ってたりする。
演じ分けは見事だった。
ヴァラは幼い青年に見えるし、デーヴァラは信念に殉ずる父に見える。
ラストの水中戦とかよく出来てたなあ。
バタ足はちょっと面白かったけど、全編通して肉弾戦オンリーの構成だった。
…そのパワーの表現が尋常ではないのだけれど。
で、ヴァラは自害するの。
父の伝説を立証する為に死ぬの。
つまりは、昔話としては終わったように思うの。
ヴァラに息子は居ないし…で、その後に2のタイトルが出るの。
…何を続けるんだろうか?
それは置いといたとしても、昔話に終始して今作は終わるの。
相談者の心の叫びが聞こえてきそうなの…。
「俺の案件は全く進展してないんだが!!」
…内容としては濃い話なんだけど、どうなん?w
余談だが、インド人の特に男性は顔の見分けがつかなくて…余計な部分で混乱してた。
カロリーの高い作品でした。
前半は文句なしの見応えも、後半の前半はもたつく
序盤から デーヴァラらによる密輸品強奪のアクションシーンは見どころがある。前半は如何にもインド映画というアクション連発とキレキレダンスで魅せられる。
デーヴァラの村は生きるために密輸品強奪に手を貸す。でも中身は知らない。ある時村人が爆破で亡くなり真相を知る。
武器は悪者を退治する事に使うが、単なる殺戮に使われるのなら もう密輸品強奪に手を貸したくない。他の村人と対立していく事になる。
そして決定的な「恐怖」を、村人は体験する事になる。
インターバル後は大きく展開が変わる。息子のヴァラが中心の話になるのだが、まず村の穏やかな日常と臆病者のヴァラなのでちょっと退屈。
村での対決もデーヴァラの息子らしくない逃げ回るだけ。でもその中にデーヴァラの影も。覚醒か?隠しているのか?
ラストには事実が明かされる。明かされている、のか?
ミスリードか?すんなり信じていいものなのか?
この映画の題名は「デーヴァラ」だよね。デーヴァラだよ。「ヴァラ」でも「一族」でもない。
Part2 に続くわけで。(撮影は2026年から)デーヴァラの家族に焦点が当てられるらしい。(英語版wikiより)
それにしても冒頭のW杯のテロは語り部に語らせるためで全く関係なかった。
アクションはパワフルだけど
ラスト30分は超楽しかった
やってしまった…
話にイマイチ乗れず、開始10分ぐらいでうたた寝。
目覚めたら、4つの村の間で天下一武道会みたいなものを開催する話になっていた。
4つの村の人間が会場に集まったところで、突然始まるミュージカル。
インド映画にはミュージカルが付き物だったことを、ここで思い出す。
画面いっぱいに映る、踊り狂う大量の髭のおっさん。
その動きが軽快で滑らかで綺麗に一致していて、観てて楽しかった。
途中、「髭ダンス」みたいな動きも入っていた気がする。
家に帰ったら、『RRR』のダンスシーンを見返したくなった。
ただ、この人たちはこの後死闘を繰り広げる予定なのに、一緒になって楽しそうに踊ってていいの?とは思った。
前半は父親、後半は息子が主人公。
父親は(心優しい)ジャイアン、息子はのび太みたいな感じ。
前半後半で村に起こることは似たようなことではあるが、前半は力による解決、後半は知恵を駆使して解決を図ろうとしていて、その違いは興味深かった。
しかし、話に魅力を感じず、ストーリー進行も鈍重に感じ(ミュージカルが始まるたびに話が止まる)、ダラダラ長くて苦痛に感じることが多かった。
途中で「INTERMISSION」の文字が出てきた時は、「えっ?まだ半分なの?」と気が遠くなった。
だが、ラスト30分。
衝撃の事実が判明してからは評価一変。
大味な映画だと思っていたら、凄まじいトリックが仕込まれていたことに感動。
ラスト30分は見応え十分で、超楽しかった。
ただ、それなら最初からそうしていればもっと早く問題が解決したのでは?とは思ったけど…
「人間は失敗して痛い目をみても、時間が経つと失敗を忘れて同じ過ちを繰り返す」というのは、「戦争」や「原発」にも通じる、どこにでもありそうな人類普遍の原理に感じた。
映画を最後まで観終わると、「クリケット・ワールドカップ」という設定が、全く何も関係なかったことに衝撃を受けた。
すべてがMAX
展開やストーリーめっちゃ面白かったです。でも長い・・・とはいえそう感じるのは作品のせいではないと思うのです。インド映画は長い作品が多くて、それがかなりの苦痛になっちゃっているのですけど、ほとんどは作品の中にちゃんとインターバルを設けているのに、それを無視してずっと流してしまうこの劇場のやり方が悪いんじゃないかと─インターバル無視が常態化されいるこの現状、なんかムカつきます。
さてこの作品─映像、音響ともに素晴らしい質です。壮大なつくりで、予算のかけ方も半端なく感じます。内容も非常に面白いので、最高、のはずなのですが、音響に途轍もない違和感が・・・というのも終始あまりに全部の音が明確し過ぎて、洗練され飾られた音響がベタベタベタベタはっつけられているような印象で、すべてが飾られた物語のようにしか見えず、予想外に響いてこなかったような・・・でも、それが故の面白さもあって、ある意味ですけどかなり笑えたところもありました、それは作品が意図するところかどうかは微妙ですけど・・・
とにかく音があまりに異質な感じで、特に冒頭のアフレコ感が・・・いったいあれは何だったのか・・・テキトーな感じ、手抜き?とにかく分かりやすさ優先?その意図するところはまったく理解できず、それが故に内容にも集中できず何がなんだかチンプンカンプン、あの冒頭はなんの意味があるのか全く分からなかったし、それが分からなくても全然大丈夫だったので尚更に意味不明な感じ─まぁ色々と放置されている細かな事柄がいっぱいあるうちに終焉・・・それでもそれなりの爽快感や満足感はあるのでいいかなと思っていると、2!やっぱインド映画はなげーや。
村人にイラつく
中だるみを感じる
デーヴァラとヴァラ‼️
「RRR」のNTR・Jr.が本領発揮のインド産エンターテインメント‼️とにかく3時間近くある本編のほとんどが歌と踊りとアクション・シーン‼️サービス精神が旺盛すぎて、てんこ盛りすぎてストーリーなんかどうでもよくなってくるし、かなりカロリー消費してしまう‼️しかも今作はPART1らしい‼️PART 2はいつなんだろう⁉️楽しみなのか、戦々恐々なのか・・・⁉️
気にしたら負け。感じろ
期待しすぎたかな……
『RRR』は劇場で一番回数を重ねてみた作品なので、NTR Jr.の主演とくれば期待せざるを得ません。
作品として楽しくはありました。しかし、『RRR』や『ジガルタンダ・ダブルエックス』『バンバン!』『バジュランギおじさんと、小さな迷子』 といった作品に比べると圧倒的に突き抜けたものはなく、よくあるインド映画的なテイスト。やや期待しすぎたかもしれません。
もちろん、アクションシーンやダンスシーンは充分に堪能しましたし、とくにヒロインであるタンガさんの健康的な美しさには非常に心をに惹きつけられました。
ただし、ストーリー展開はあまり納得がいくものではなく、あの終わり方で続編があると言われても……というのが正直な気持ちです。
コレもすごい
タラクさんの熱演!
可能ならIMAXとかで! 音響が良いスクリーンでの鑑賞がオススメの...
可能ならIMAXとかで!
音響が良いスクリーンでの鑑賞がオススメの映画で、自宅だと面白さは半減するかと思います。事前に "あらすじ" を読む位は有りだと思います。アクションに集中出来るので。
映画館で座席を選んでチケットを購入した後にヤキソバを食べながらこの映画について初めて解説を読む。読んだ時に、原題『DEVARA Part 1』とあったので「3時間で収まらない」と直前で気づいた。知らずに観て驚いた観客は多かったのではないだろうか?『ウィキッド ふたりの魔女』の様に。
ド派手なアクションが申しぶん無くて Part 2が気になる。"歌って踊る" シーンは多くはないが、しっかり見せ場として出てきます。
『RRR』がハマった方にはオススメで、そう言えば始まる前に『RRR』の裏側に迫ったドキュメンタリー『RRR: Behind & Beyond』の予告篇が流れてた。
期待が大きかった分…
色々問題残っている筈なのに残り時間は後僅か、で、当然のように「2」が出る
すんごい拷問かます警察が、捕まえに来たはずのアイツはドイツなのかとか、
12年前の話なら既に12年経過したことで最近じゃない?とか、
海に沈んでた白骨死体は結局いつどのタイミングのやつ?とか、
色々分からないままだけれど、
仮にこれが続編無くて終わったところでまあいいか
な気分で終わったのできっと良い映画
12年も山に潜伏して家にも帰らないとは
流石インド映画のヒーローと思っていたら
実は死んでましたのパターンは割と驚いた
父に瓜二つ(そらそう)の髭髭だけど、
ヴァラのオドオド芝居はなんか可愛いかった
そして相変わらず唐突に始まるダンスシーンは
キレッキレですごいんだけども何故か笑ってしまう
ラスト近くのダンスでヴァラのバックで踊っていたお兄ちゃんの笑顔がサイコー!
全62件中、1~20件目を表示
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