「聖なるキャンプファイヤー」地獄でも大丈夫 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
聖なるキャンプファイヤー
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わざわざホールケーキ用意するなんて、随分お金のかかったイジメですね。
自殺するなら直前に金やスマフォを渡す必要もないのに。
などといったツッコみ所から始まった本作、予告から想像してたのとかなり違った。
オフビートな自殺撤回からの復讐旅行までは期待通り。
で、いざ再会してみたら何やら改心してて…ってとこが面白そうで鑑賞したので、ここを膨らませてほしかった。
結果的には、信心に目覚めたのは本当だけど性根は大きく変わらず?
謝罪も点数のためで、取り入りやすいナミにだけアプローチしてたって感じかな。
点数を競わせる宗教なんてロクなもんじゃない。
小さい子たちの、どこまで理解してるか分からない無邪気な笑顔がなかなか怖かった。
あれだけ妨害受けてて1点差って、ヘジン凄くね?
でも、見たいのはそっちじゃないんです、カルト教団の話ばっかり広がってよく分からん。
教団が勝手に内部崩壊して、ピンチから脱出するのがクライマックスなんだけど、あれ必要かな。
その手前の、自分の醜さを認めたり相手の存在の大きさを伝えたりの方が大事では。
結論も、お互いがいれば「地獄でも大丈夫」ってとこだし。
「殺して楽にさせるのは温い」から「死ぬのだけは許さない」と似て非なる断罪に到るのはよかった。
しかし、変な方向に走った挙げ句オチがありきたりで、ちょっと期待外れかな。
ハチャメチャでもいいからスカッとしたかった。
病気の妹とか、一体なんだったんだろ。
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