アポカリプスZ 終末の始まりのレビュー・感想・評価
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高い演出技術、高くないシナリオ技術というか
Amazon MGM作品
演出技術は高い、
シナリオ技術以前の、
プロット、作品の世界観つくりに難点あり。
丁寧なオープニングから緊迫感のあるパンデミックの描写まで、
演出面では高い技術を見せる。
特に、空港でのアウトブレイクシーンは、
限られた情報の中で観客の不安を煽り、
巧みに物語へと引き込む。
また、物量で勝負できない状況(予算は高くないと推察)下で、
身体能力の高いゾンビ(一部だけ)というアイデアは、
作品の独自性を際立たせている。
しかし、シナリオ面においては、
既視感のある展開が多く、
ゾンビ映画やアポカリプスものファンの中には、
物足りなさを感じる人もいるだろう。
特に、非常事態における登場人物たちの行動や、
ゾンビの特性に関する設定は、
従来のゾンビ映画の枠組みから大きく外れるものでもない。
本作は、小規模なコミュニティで物語が展開されることで、
より深みのあるドラマを描けた可能性を秘めていた。
しかし、世界規模のパンデミックという設定ながら、
物語は特定の場所にとどまり、大規模な社会崩壊を描写しきれていない。
終末の始まりであれば、
思い切って小さな事からコツコツと始めていれば楽しめたかも。
ねこがかわいい
ねこが普通のねこでかわいい。ブランドねこやタレントねこでは無い感じがいいです。バイクで山中を駆け巡る際に、箱の中でひどいことになっていないか心配になります。あんなねこなら欲しくなります。
何のことはない及第点以下のゾンビ映画
アマプラの能書きでは「狂犬病のような感染症」「(主人公は)愛猫とともに身を隠し生き延びている」「安全な場所を探すために陸や海へ旅立つこととなる」
とか。バイクに跨った雄姿がキービジュアルだったりだとか。
こんなプロットって、もう『ウォーキングデッド』のダリルさん重ねてしまうじゃないですか。
えっ、違うって?根拠のない決め打ちしてごめんなさい。
でもね、ゾンビ=死者じゃなくて、病人ってところだったり、愛猫と共に苦難の旅をするとか、設定が面白げじゃないですか。
ところが進んでいくうちにこんな感想がついつい積み重なっていったです。「これアカンやつや…」って。
肝心のゾンビ(?)も何ら目新しいものはなにひとつ見えてこないし。ごくふつーの、ただのテンプレゾンビ。しかも私があまり好きじゃない“体育会系”
何よりも、期待していた愛猫とのお話が全く絡まないし(空気猫)
ここ最近、新しく観た映画は、ことごとくハズレばかりです。
せっかくの貴重な時間(ほんまかぁ…?)を割いてるんですから、せめてほんの少しでも心を動かせてくれる映画に出会いたいです。
では一首
『頼むから心少しは動かせて他にも観たい映画あるのよ』
アマプラ新作なので見てみた
ゾンビ映画好きで見てみた。
まあ、可もなく不可もなく。
今までのゾンビ映画にない、新たな視点とか工夫とかあるかも…と期待したが、そういったモノは無かったな。
とネガティブはことばかりだが、言い換えれば、「安心して見れる」とは言えるかも。
何の変哲もないゾンビ作品に込めたメッセージ
2024年スペインの作品
20年前のゾンビ作品と変わらない作り。
そこに足されたのが自警団を名乗る不届きもの
つまり主人公にすれば三つ巴のようになっていること。
主人公の人生の厚みを出すための出来事が伏線のようにあるが何一つ伏線になっていない「恐ろしさ」がある。
妻の事故死
猫の存在
船の舵に付けたミサンガを猫の首に付けたこと
等々…
何一つ意味がなかったことに愕然とした。
少しだけ面白いのが主人公の思考力のなさ
これとお決まりのエンジンがかからないヤツ
それにゾンビに追われて危機一髪
これだけが視聴者に向けた志向
また、
バイオハザードよろしく食料とアイテムの調達
バイク… だけだったのかな?
しかし、スピアガン…では、難しいように思うが、これが主人公の思考のなさでキャラでいいのかもしれない。
また、
スペイン人というのはそれほど身内愛にあふれているのだろうか?
特徴的な主人公の姉とのやり取りはいささかオーバー気味で変に思えた。
そうしてようやく脱出に成功
ヘリでカナリア諸島へと向かうが、何故か「来てはいけない。引き返せ」
戦闘機が「標的を捉えた」の真意とは?
ここでエンドロールになる。
終わり方は意味深でもありがちなものだったが、パニック映画としてはそこそこ見られた。
ゾンビになった女性に襲われ殺し、女性の身分証を胸に添えるあたりは、彼の優しさが見える。
自警団の通訳が撃たれても助けようとする人間性も素晴らしかった。
最後にゾンビと自警団と三つ巴になって、まさにバトルロワイヤル化していく。
事件団に捉えられていたどこかの民族だが、主人公が解放した際に大声でしゃべりまくるというのは、どこの国かわからないがどうしようもない残念感と、彼らを開放した主人公に対する嫌悪感が生じたが、結果として仲間を殺してしまった通訳が主人公と一緒に脱出するしかなくなったというプロットは悪くなかった。
しかし、結局誰一人助けられなかった。
最後の戦闘機は、もしかしたらカナリア諸島に爆撃する、おそらく原爆を投下する任務を持っていたのではないだろうか?
姉は巻き込まれるから引き返せと言いたかったのかもしれない。
軍のバリケードもことごとくやられてしまい、政府もパニック状態なのだろう。
ゾンビによって原爆投下で人類滅亡のシナリオ
これこそが、スペイン人が想像した「黙示録」なのかもしれない。
つまりこの作品は、その直前までを描いていることになる。
そう想像することをこの作品は求めていたのだろう。
パンデミック型ゾンビ
世界を再び新型ウイルスが襲い、スペインで変異し、感染するとゾンビタイプになってしまう。
主人公は一人暮らし、強制避難地域だったが、義兄のすすめでやり過ごすことに。
設定自体は既に観たような気がするが、丁寧に作ってあり、ヨーロッパ風の終わり方だ。
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