「絵を描くことを好きになって欲しい」映画ドラえもん のび太の絵世界物語 自分BOXさんの映画レビュー(感想・評価)
絵を描くことを好きになって欲しい
20年ぶりくらいに観た劇場版ドラえもん。ドラえもんは大山のぶ代世代で水田わさびドラは殆ど知りません。
20年ぶりなので、自身でも楽しめるかどうかちょっと心配だったんですが、けっこういいじゃないですか。今作は新ドラえもんのシリーズの中でもかなり評判が良いと聞いて納得。
ドラえもん達が様々な名作絵画に入るオープニングは楽しいし絵画のチョイスも良い。ヒロインのお姫様はおてんばで可愛いし、ひみつ道具がたくさん出てくるのが良い。ギャグもけっこう好き。
何より製作者側からの「絵を描く事を好きになって欲しい」という想いが感じ取れて好感が持てました。
劇中、絵が下手でバカにされるから上手く描けるようになりたいと嘆くのび太に対して何度もされる「上手い絵がいい絵というわけじゃないんだよ。いい絵というのはね…」という会話。
好きな物を好きという気持ちを込めて楽しんで描けばいい絵になるという答えはけっこう真理に近く、絵に限らず『好きな事を』『楽しんで』『続ける』というのは物事の上達の秘訣でもあるんですよね。
そういうのを子供に知ってもらい大人は再確認できるという意味でも大変良い作品だったと思います。劇場を出たキッズ達はお家に帰って落書きをしまくるんだろうな笑
コメントする