「これまでにない序破急構成のワクワク冒険劇」映画ドラえもん のび太の絵世界物語 sakさんの映画レビュー(感想・評価)
これまでにない序破急構成のワクワク冒険劇
ドラえもん映画は実は黒幕がいて最終決戦ってパターンは割と王道だったと思うんですが(日本誕生、空の理想郷、夢幻三剣士など)、それを序構成で持ってきて、そこからの破、急と怒涛の展開でぶつけてきたのは没入度が高く、満足度高かった。
惜しいのは序の中盤が若干中弛みやぶつ切り感をを感じたところだが、これはのちの展開への没入感の高さに逆にプラスに影響したかもしれない。序にはいくつもの伏線が巡らされており、序盤の削られまくったと思われる導入部分にも相当な苦労が垣間見えた。映画は一発かつ時間が決まっているので、これは監督の技量の見せ所だったのではないだろうか。
そしてここ最近のトレンドのアクションシーンの描写のクオリティの担保をまさかのしずかちゃんがやってるのもとても面白い。
まずは一度、まっさらで見て驚きハラハラし、涙ぐんでほしい。
そして二回目はいかにこの物語を描くのに製作陣が時間との勝負で苦心したのか思いを馳せながら見ていただきたい。
さらに、実はハイライトはオープニングソングの過去の芸術作品とのコラボだったりする。なんでこの部分のグッズ出さなかったの?ビックリするくらい素晴らしい出来だったよ?
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