「日本では報道されないイスラエルの蛮行」ノー・アザー・ランド 故郷は他にない みやさんさんの映画レビュー(感想・評価)
日本では報道されないイスラエルの蛮行
この作品では、ヨルダン川西岸地区でイスラエル軍とイスラエル軍に守られた入植者が、パレスチナ人の村を破壊し、土地を奪う様子が描かれている。ヨルダン川西岸地区はイスラエルの領土ではないが、イスラエル軍は、ある日突然、以前からあるパレスチナ人の村を軍用地に指定する。すると軍用地にある建物は違法建築になり、合法的に破壊されることになる。ユダヤ人には出来ないことがパレスチナ人相手だと許されてしまうイスラエル社会は異常である。イスラエルのユダヤ人は感覚が麻痺しているが、彼らのやっていることはナチスドイツによるユダヤ人の抑圧と同じである。
80年前のホロコーストを世界は止められなかったが、いま世界中の人々がイスラエルの蛮行をリアルタイムで目撃している。イスラエルのユダヤ人が1日も早く正気を取り戻し、パレスチナ人と和解することを望むが、そのためには世界中の人々がパレスチナ人の現状を知ることが必要だ。
「もしわたしが死ななければならないのなら
あなたは生きなければならない
わたしの物語を伝えるために」イスラエル軍のガザ攻撃で殺されたパレスチナの詩人リフアト・アル・アライールの言葉です。この映画を見た私、あなたは何をするべきか考えさせられる映画です。
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