「とても良いドキュメンタリー作品です。」ノー・アザー・ランド 故郷は他にない 赤目さんの映画レビュー(感想・評価)
とても良いドキュメンタリー作品です。
先週土曜日に浦和美園AEONシネマで『ノー・アザー・ランド』を見てきました。
とても良い出来のドキュメンタリー映画でした。
パレスチナ関係の映画『私は憎まない』と『子供たちはもう遊ばない』を見ましたが、私にはどちらも今ひとつ物足りませんでした。(『憎まない』は何かベクトル違いな感じ。『遊ばない』は現地のもっと多くの人の声を載せて欲しかった。)
しかし『ノー・アザー・ランド』には私は「最低限」満たされました。
パレスチナに対するイスラエル政府の理不尽で非道な攻撃、直接的にも間接的にも執拗な侵害がよく表されていたと思います。
ただ、これが「最低限」だと思います。
狂ったイスラエル政府や急進的シオニストを非難告発するにはもっともっと多くの映像と言葉が必要でしょう。
もちろんバゼル監督・ユーバール監督(他2人)らは、百も承知だったとは思います。
すべて語ろうとして煩瑣な作品になるよりは、先ずは最低限を伝えておこうとしたのでしょう。
それにイスラエル政府やシオニスト達の残虐な虐殺・略奪・破壊行為をありのままに映しては欧米での公開に支障が出ると懸念したのでしょう。
だからこの映画は、「最低限」に良く出来たドキュメンタリー映画だと思います。
ここから少しでもパレスチナ解放、イスラエル政府とアメリカとドイツへの非難、世界中の政府の無行動への民衆行動が進むことを望みます。
#nootherland
#ノー・アザー・ランド
#FreePalestine
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