「国として、武力亡き者は、ただ失うしかない」ノー・アザー・ランド 故郷は他にない YAS!さんの映画レビュー(感想・評価)
国として、武力亡き者は、ただ失うしかない
ガザ地区ではなく、旧ヨルダン地域の事だが、パレスチナ問題なので、観ました。
起承転結がない記録映画なのだが、創作物でないぶん 各所のリアルが胸に刺さります。
この映画は、何も産む事はなく、解決する事もありません。
現実を鑑賞者にみせているだけなので
退屈になる鑑賞者もいる事だと思うが、リアルなだけに 対岸の火事とは考えずに
「自分が入っている傘の下のみ、自分の財産も権利も命も有効」なのであって、
他の傘の主に、それを求める事は、古今東西を問わず、ありえない事を悟る事も大切です。
だからこそ、明日のわが身 子供達の身として
日本もこうならない為にも、真面目に国防を考える必要があることを実感しました。
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talismanさんのコメント
2025年2月24日
イスラエル人・イスラエルという国と、ユダヤ人は異なるということをアメリカもヨーロッパ、特にドイツはクリアにすべきだったと思います。でもサイードのように、この映画のように、パレスチナ人とユダヤ人が手を組んで希望を持って進むことはなくならないと思います。イスラエル軍に日本車メーカーの車が使われていて胸が苦しかったです