劇場公開日 2024年12月13日

お坊さまと鉄砲のレビュー・感想・評価

全85件中、61~80件目を表示

4.0幸せに夢見るブータンに

2024年12月19日
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鑑賞方法:映画館

王政が終わり、初めての民主主義選挙も呑み込めないまま、分断と対立が芽生え始めている
現実を描けという向きには物足りないでしょうが
何故か高層が銃を所望する
教えてくれないから分からないけど、なるほどの結末を迎える
銃の収集商人は男根を貰うのだが、悲しいのか喜ぶべきか

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すぅ

4.5心洗われた。

2024年12月18日
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鑑賞方法:映画館

選挙?食った事ないわ、、、王様いるのに、何で俺たち政治やるの?、、、というところからスタートするブータンの民主化選挙にまつわるお話です。
民主化、文明化、対立し競い合いする事が必ずしも幸せになる事とイコールではないという教えです。もちろん隣国が好戦的とか、リーダーがダメだと(どこかの国見たく)そもそも国が滅びますけどね。
007とかUSのガンコレクターとか、行き詰まった民主主義への批判も、、絡めかたも上手いなぁ。

人に薦めたい映画ですよ。

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masayasama

4.0巧みな脚本の虜

2024年12月18日
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鑑賞方法:映画館

以前に劇場でトレーラーを観て興味を持った本作。IMDb、RottenTomatoesでも評価が高いようなので劇場鑑賞を決めました。公開1週目のサービスデイの本日、新宿武蔵野館10時15分からの回はまぁまぁな客入りです。
ブータンの映画は本作が初見の私。興味深さもありましたが、耳慣れない言語は作品に乗れないと眠気との闘いになることもあります。と言うことで、出来るだけ集中力を保ちながら観始めましたが要らぬ心配でした。
物語が動き出すと間もなく、パオ・チョニン・ドルジ監督の巧みな脚本の虜になります。2006年を振り返って作られたコメディは、当時のブータンにおける時代背景(急激な変化)と大衆の意識のズレについて、イデオロギーや文化、或いは価値観の違いなどを利用し、少しずつミスリードさせながら展開していくコントのようで面白い。そして、出演者それぞれに判りやすくキャラクターがついており、真顔で小ボケな感じがオフビートでクスクスが止まりません。更に、次第に状況が変わりながらも、どうしても捨てきれない「悪い予感」が常に付き纏って何気にサスペンスで目が離せない。そんなハラハラな展開がありつつも、観終わって印象に強いのは結局「ブータンの人たちの眼差しや人となり」に尽き、癒されて心が洗われます。
2011年にジグミ・シンゲ・ワンチュク国王が来日され、「世界一幸せな国」のキャッチフレーズで日本でも話題になったブータン王国ですが、その後の「幸福度の大暴落」の予兆も感じる本作。ただただ癒されているだけではいけません。少しでも理解の足しにして、今後もブータンに興味を持ちたいと思います。UNEXTのマイリストに追加したままの『ブータン 山の教室』も早く観ないといかんな!

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TWDera

3.0蒐集家と男根

2024年12月18日
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笑える

単純

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uz

3.5ブータン、行ってみたいなぁ〜❤️

2024年12月17日
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幸せ

幸せって、色んな形があって人それぞれなんだろうけど、民主化する前のブータンの皆さまの幸せも、きっと素晴らしかったんだろうなぁ😌
ブータン、いっぺん行ってみたい‼️

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タモン

3.5いい話なのに、ちょっと贅肉付きすぎで気が散ってしまった

2024年12月17日
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鑑賞方法:映画館

ブータンのイメージ再現が好印象、特に導師は絶妙。幸せな日常に出現した民主主義への戸惑いと動揺を通してたどり着くラストは感動モノである。
ただ映画としては難点もかなり気になった、アメリカ人は密輸の機関銃を寄進してお咎めなし?ガイドはどうなるの?なんで2丁?模擬選挙はガチの予選だったの?etc
そこが本題ではないのは分かるが、かなりのウェイトを割いているのでそっちに意識が飛んでしまう。
“今まで十分に幸せだったの”の台詞もいただけない、これはキモなので劇中でストレートに話されると急に脚本感が出て、無邪気なブータン人も映画という作りもの世界感がでてしまった。
内容は良いと思いますが、少し減点しました。

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JAG

5.0資本主義が発展したら民主主義が必要になるけど、資本主義がなかったら?

2024年12月17日
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「他国では血を流して勝ち取った民主主義」というありがたいものを導入するのだ、という政府の役人に地元の女性が、血を流す必要のないところになぜそれが必要なのか?と問う。この言葉に感動してしまった。

もちろん王政が良いわけではない。どんなに良い王の治世でも身分や性別など様々な差別はあっただろう。
しかし、そもそも大きな不満なく暮らせていたのに外から人々を分断するような制度を導入するのは何故か?という素朴な疑問を抱くのはよくわかる。

とは言っても、否応なく他国から押し寄せる資本主義の波を避けることはできない。ブータンにも貧富の差が広がり、人々はいかに人より多くを所有し、それがあたかも「幸せ」の象徴のように考えだすだろう。

世界は発展し様々な知恵を産み出し、学問も医療も芸術も、あらゆるものが進んだが、人間の「幸せ」はそれとは別物なのだ❕と考えさせられる、この映画は素晴らしい寓話として描かれている。

昔読んだ文化人類学者中根千枝氏の本に、フィールドワークで未開人の中で暮らしていると、時々とても退屈になる、精神世界がシルプルすぎて、というような話に驚いた。
ブータンの人たちもこれから今まであまり必要なかった競争心や妬みや嫉み、ありとあらゆるねじれた気持ちの世界を生きるのだろう。
そしてやっぱり「幸せ」は何だったのだろうと考えるにちがいない。

精神世界が深まるのは悪いことではない。人間社会が発展していろいろなことを産み出した。映画もその一つ。不可逆的なこの社会、鎖国を解いて遅れてやってきたブータンの人々に、先進国が重ねてきた様々な失敗を学んで軽やかに飛び越えて進んでほしい。

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たこ姫

5.0コメディ?

2024年12月17日
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Socialjustice

4.0選挙導入に向けての国民審査をしたと考えれば、その意図を無視したものが導入されたのかなと思った思

2024年12月17日
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単純

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Dr.Hawk

4.0供物

2024年12月16日
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幸せ

最初の方はブータン時間が
ゆったりと流れて、うとうと状態
選挙のことがわからない村民に役人が
選挙を教えるという展開だが
なぜか銃コレクターが現れて…僧侶も銃?
この謎は後半とけてスッキリ
このあたりは笑いもおきて
後味はよかったです
ブータンの民主化の歴史もわかって
勉強になりましたね

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かちかち

3.5穴へ捨てるシーンはジョン・レノン御存命なら喜んだだろうな

2024年12月16日
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ドタバタ劇を装いながら言うべき事はきちんと伝わってくるなかなかの秀作。
民主制は国や共同体の意思決定手続きのひとつにすぎず、必ずしも至高の政治理念では無いという、綺麗事を排した目線が好ましい。絶対王制や原始共産制や幕藩体制に比べたら「まし」なだけだから。衆愚政治に堕する危険を孕んでいると言う点であの銃が民主制の象徴かも知れんし。
王家や仏教に象徴される伝統が結局は円滑な民主化を可能にした要因となったことを示し、それらに対する敬意(一面の黄色い花畑!)を忘れないのもいい。
有権者登録で「生年月日を言いなさい」というシーンをみて落語の「代書屋」を思い出してしまった。

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ひろちゃんのカレシ

3.5ほのぼのして楽しかった ブータンの人の感想も聞きたい、機会があれば

2024年12月15日
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ほのぼのして楽しかった

ブータンの人の感想も聞きたい、機会があれば

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jung

5.0「世界一幸せな国ブータン」

2024年12月15日
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楽しい

知的

幸せ

今年290本目。

新宿武蔵野館で。お坊さんが2丁の鉄砲を若い僧に頼む。どうなるのそこが面白い。後半お客さんから笑いが起こるシーンも何か所か。「本日公休」は台湾の映画、今作はブータン、台湾など4か国の合作、良作が端々にあって嬉しい。

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ヨッシー

3.5火種

2024年12月15日
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楽しい

幸せ

2006年第4代国王の退位により、民主化されることになったブータンの田舎の村で、模擬選挙を前に混迷する村人たちと銃を巡るドタバタをみせる話。

選挙管理委員が来村することを聞いたラマ僧の言いつけで銃を探す僧侶と、貴重な骨董品の銃を探してアメリカからやって来た男とガイド、そして模擬選挙にのめり込む主人を持つ家族と選挙管理委員御一行等をみせていく。

必要以上のものを望まない人達と、欲に目が眩む人達と、そんな人達の鬼ごっこだったり尊厳だったり…。
コメディだけど結構サスペンス風味も!?

選挙ももちろん面白かったけれど、銃を巡ってはコミカルさがかなり全面に出ている感じだし、どちらもコミカルさの中にしっかりと本質があってとても面白かった。

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Bacchus

3.0宗教は欲や武器に勝る?

2024年12月15日
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知的

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てつ

5.0クライマックスのあの二人の表情が絶品な一作

2024年12月15日
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法衣をまとった僧侶が鉄砲を肩に担いでいるという、ほんわかした雰囲気だけどどこか不思議な組み合わせが目を引く本作のポスター。このアートワークから連想できるように、物語は山に籠って修行中の老僧が弟子に二丁の銃を持ってくるように命じるところから始まります。

舞台は「民主制」への移行を控えたブータン。敬虔な信仰心と国王への敬慕に基づいて伝統的な国家体制を維持してきたブータンが平穏に民主制に移行できるか、という国家的挑戦の真っただ中にあります。この大きな変化に誰もが戸惑い、高揚してる状況で、なぜ銃という物騒なものが必要なのか。骨董品として高価な銃の入手をもくろむ外国人も加わって、ちょっとした騒動が巻き起こります。

老僧が銃を必要とした理由が明らかになった時の、腑に落ちた感もなかなか良かったのですが、「民主化」、「普通選挙」というものがどういうものなのかを、ブータンの人々のふるまいから描いている点も興味深い作品でした。

政府職員として選挙というものを知らない住民に啓蒙活動をしていく者が実は、選挙の意味を十分に理解できておらず、単純な勝ち負けにこだわっていたり、政治といった世俗的な動向から距離を置いているように見える修行僧が実は……といったちょっとしたひっくり返しを物語に実に巧みに織り込んでいます。

この、我こそ民主化の担い手、という登場人物に対するちょっと皮肉な見方は、そのまま「民主化の先輩」である国々の人々に対する、「ほんとに選挙の意味わかってる?」という問いかけにもなっていて、穏やかなブータンの風景を眺めつつお気楽に物語を楽しめる作りのようで、実は割と大事な問題に目を開かせてくれる作品でもあります。

いろいろ見どころの多い作品ですが、クライマックスのあの二人の表情、そしてそのあとのふるまいにはなかなか笑わせてくれます。案外いい奴らじゃん。

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yui

4.0不穏な雰囲気が鮮やかに一変

2024年12月15日
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幸せ

大切なものを思い起こさせてくれる、素敵な作品でした。銃を巡ってブータンらしからぬ物騒で不穏な雰囲気が、鮮やかに一変するのは見事。国民が国王をどんだけ好きなのかもよく分かりました。

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wcitbn?

5.0きな臭い話かと思いきや笑えるお話でした

2024年12月14日
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笑える

幸せ

ブータン初の選挙ということで…
選挙とは何かを何故か憎しみを煽るように教えて回る役人
二人の有力候補を巡って次第に不穏になる家族や村人
位の高いお坊様は国の為にと銃を若いお坊様に用意させようとする

何やらきな臭いストーリーが展開する中、南北戦争時代の銃を求めにブータンに来たアメリカ人も村にやってきてさてどうなるのか?

非常に面白かったです。
民主主義は幸せを求めるための一手段であって、それで啀み合う様な最近の日本の政治はなんなのだろうと思ってしまいました。

まさか銃があんな事になるとは。
銃マニアのアメリカ人、最後はまさかのものを手に入れてしまいますw

ブータンの山村の長閑な風景、草っ原にポツンと立つ仏塔も見どころ。

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うぃっこう

5.0民主主義、民主主義

2024年12月14日
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国民から長年愛された国王が時代の流れを踏まえ自ら譲位して、議会制民主主義の立憲君主制への移行を主導した2000年代中頃

ところが国民は必要性も含めて選挙というものが一体なんだかわかっておらず戸惑いが広がる中、ある山間の村の高僧が弟子に、ひとまず銃を二挺準備するよう伝える

というあまりに絶妙な掴み

国民が選択権を持つという、当然にとても大切、と、されているものの当然さをあらためて問う

夢は欲と裏表で、期待は差配と一対、なんか色々感じるとこ多かったなー、よい映画だ

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sysr

4.5アジア的な

2024年12月14日
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「ブータン 山の教室」の監督による、今度はコメディ。
初めての民主選挙のための模擬選挙と、何故かそのために銃を求めるラマ僧の弟子と、その銃を求める銃コレクターと通訳。誰もが初めての体験に手探りで、それ故の絶妙な噛み合わなさ…いわゆる西欧的なコメディでもなく、微妙なユーモアが心地良い…
終盤にラマ僧の目的が明らかになると、なるほどという思いとともに、西欧的な価値観に基づく「民主化」「近代化」が本当に正しいのか、という思いを抱かざるを得なくなる…
模擬選挙の説明係が「対立する政党ですから、もっとこう憎み合うくらいに…!」って言ってたのは、昨今の情勢を見るだにその通りで笑った…ww
前作とともに、アジア的な価値感についての再評価のために観られるべき作品だと思う…

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ぱんちょ
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