Flowのレビュー・感想・評価
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言葉は通じなくとも気持ちが通じる
圧倒的な映像美に、まず心が奪われる。
本来、当たり前である同種族でのみ行動する彼らの姿が薄情に思える事が、本作の核となる部分だろう。
だからこそ、1つの世界に限定される言葉を排除したのではないか。
全種族に共通すべきテーマなのだから。
「万物は流れ去っていく」ことを見事に見切った素晴らしい作品です。
人間は一人も登場しない洪水に覆われた世界の話ということだけは聞いていた。これはアポカリプスでもなくディストピアでもない。ましてやトランプが主張するように化石燃料を「掘って掘って掘りまくった」人類の未来を警告する話でもない。水は時として静かに、時として荒々しく、地上に満ち、そして時としてひいてもいく。人間はマリー・セレスト号の船員たちのようにひっそり姿を消している。建物や、装飾物や、そしてボートを残して。
動物たちは残っている。野生動物もペットも。この動物たちが、主役のネコをはじめとして、一隻のボートに乗り合わせて生き残ろうとする話である。そしてこの動物たちの動きの表現が素晴らしい。多分、タイトルの「flow」が示す通り、制作者たちはアニメーション技術を用いて、ものの流れ、動きを、美しくダイナミックに表現しようとしているのだろう。水の流れ込む動き、水が流れ出し木々が再び立ち上がる動き(ここが特に素晴らしい)、船が水上を滑るように走る動き、嵐の中で揉まれる動き。そして走る動物たち、彼らの仕草。お互いの感情の動き。
動物たちの擬人化は可能な限り抑えてある(終盤の皆でロープを引くところは少しあれっと思ったが)
何かで読んだのだが、この世界で時間に抗して万物の変化を抑え込んでいるのは人間がいるからだという。確かにコンクリートで護岸することにより水の流れは変わり、アスファルトで舗装することで草花の成長は止まる。
だから、この映画は人がいなくなることによって、時間の流れと万物の動きがシンクロした世界の姿を描いているともいえる。
ノア?
ラトビアのアニメーション。
50名程度という、ハリウッド作品に比べたら自主映画といっても良い規模で製作されたとのこと。
また、同時期公開の「野生の島のロズ」がかなり動物たちが喋り人間も登場するのに比して、こちらは人間文明の存在は明らかなものの人間は登場せず動物たちも喋らない。
アカデミー賞長編作品賞を受賞しただけのことはあり、背景の描写などは非常に美しく、動物たちも絵画のようなテクスチャで描かれているし水などの表現も美しい。
ただ、動物たちの動きは若干ゲーム的というか背景との接点でちぐはぐなところもあった。
動物たちは喋ることなく自然な動きをするにも関わらず、その行動原理は非常に人間的で、利他的だったり利己的だったり、ある意味擬人的なのが逆に上手く飲み込めない…
そこも含めてとてもゲーム的な印象。起こる出来事もノアの箱舟っぽいしね。
この表現にもっと合うストーリーがあり得たんじゃないだろうか…
難しい
難解
黒猫が犬から魚を盗んで追いかけられ、森の中を逃げてると、突然大洪水に襲われた。流れてきたボートに乗り込んだ黒猫は、先に乗ってたカピパラや、その後乗ってきたキツネザル、ヘビクイワシ、犬などの動物たちとともに漂流し、何度もボートから落ちたり、嵐に遭ったり、水が引いて木に宙吊りになったり、とさまざまな状況に置かれていく話。
セリフもナレーションも無く、動物の鳴き声とBGMだけで、絵を観て感じろ、という作品みたい。
で、これが野生の島のロズよりアカデミーで評価されたって事らしいが、ストーリーはよくわからないし、なぜ人がいなくなったのか?黒猫の冒険でも無さそうだし、動物たちの友情?あの洪水は雨?それとも津波による海水?
絵は綺麗だったが、さっぱりわからず眠くなった。
ライオンキングの数倍良い映画 ぜひ続きを作成してほしい
セリフ無し
ヌコ贔屓 ^•ω•^
超大洪水に見舞われた世界で、流れて来たボートで漂流する動物たちの話。
森の中の廃屋で暮らす黒ネコをメインにみせつつ、鉄砲水からの増水が止まらず大地が水に沈み行く中、流れてきたボートになんとか乗り込んだネコが、もともと乗っていたカピバラと共に漂流し始まって行くストーリー。
人口物はあるけれど人間は登場せず、動物を擬人化した様な描写もなくて期待値が膨らむ序盤だったけれど、サルの登場辺りから、擬人化とまでは言わないけれど少々動物味が薄れてくるし、水に入った後のブルブルをしなかったり、魚がピチピチしなかったりとか描写が少々雑になってしまっているのも勿体ない。
それに現実ではあり得ないファンタジーではあるものの、終盤の浮遊からの流れもなんだか良くわからないし…。
まあ実在しない生き物も出てくるし、あくまでも出来事は何でもありのファンタジーとしてみたら、なかなか面白かったかな。
愛猫家が作った都合の良いゲームの世界
突然の洪水に見舞われた黒猫が、どんどん水没していく世界を他の動物に出会い、仲間になりながら小舟で旅するストーリーです。
洪水になる前段階で黒猫、そしてそれを追いかける犬達が、人家を離れ自然の森の中で活動してるにしてはノラ(野生)化していない雰囲気でした。自然は綺麗だけど、なにか不自然で多少違和感のあるところは先日鑑賞したライオ◯キン◯の実写版みたいな感じ(笑)です。
この世界はもしや動物達の見かけ上の習性は精緻にトレースしてはいるもののストーリーの進行において人間の期待するレベルで知性を持ち、人語を使わないけど適度に擬人化された世界観が構築されているんじゃないか・・・と思ってましだが、これらはストーリーが進むにつれ徐々に明らかになっていきます。結果として予想的中です!
登場人物、種族は意外に少ないです。そして猫中心、猫視点で描かれています。
これは単なる猫贔屓じゃなくて、「世の中でウチの猫だけ可愛くてあとのは居なくて良いわ」というくらいの偏った思想の愛猫家が作った、縛りの強めな世界のように感じました。そして犬が終始間抜けでバカ過ぎる描写なのは、おそらくこの世界の神は犬嫌いでもあるのでしょう(笑)。
水没した世界で小舟で移動し、真っ先に飲み水や食べ物の心配をしなけりゃいけないはずですが、そのあたりはこれまた曖昧に、都合よく処理されて決して生死をかけたサバイバルにならないように配慮されてます。
この配慮は善し悪しと思いますが、洪水であるにもかかわらず常に透明度の高い清流で、そこには猫の餌として用意された様な新鮮な小魚が群れている状況が保たれており、この圧倒的に猫有利な偏ったシチュエーションはもしや黒猫の願望の具現化なんじゃないか、とも思いました。
擬人化した動物の特徴的な行動はそれぞれ、なんらかの人間の業のメタファーなんでしょうけど、そのあたりも非常に曖昧で羅列はするが、主張をしないというスタンスみたいです。
とても美麗な映像で水の表現とかとにかく素晴らしいですが、可愛い猫の仕草を筆頭(笑)に、綺麗なところだけ切り取ったゲームの様な都合のよい世界観にはあまり共感できませんでした。
では。
絆
猫ちゃんRPG
台詞がないからこそ感じる動物の世界
セリフが無い、だからこそ余白が生まれ、様々な問題を考えさせられる作品。
ラトビアを応援するで賞‼️❓
【年度末時短レビュー】 風景 特に水の色の美しさ が全て
アカデミー 長編アニメ 受賞
ラトビア 低予算
尺が短くて何より
周辺の映画館が上映して無いのに 映画館側が 読み違えて❓❓超満員🈵 小ぶりの器
回数少ない
皆んな 心理は同じだな
アカデミーは観たいけど 長尺 難解は 勘弁して
とにかく 風景画像が綺麗 麗しい 最高😀 デカい画面向き
ただ カピパラとか犬🐕とか一部動物は 粗いとこあり
ストーリーは誰でもわかる 是非劇場で・・・
俺の描いてたイメージどおり のお話❓ 是非劇場で
水の💦絵の綺麗な映画です。
まあ あまり『狭い気持ち 小さな器』の人は相性あると思う。
🈶有料パンフは 初日の金曜日夜に🌉確保
して 本日朝☀️来たら『売り切れて』た。まさに 神がかり的な 売れ行き
まあ 監督インタビュー長いけど 全体としては 読みやすい普通のパンフですよ。
めくっただけだけどもね。
人事異動で大忙し。映画観る暇はあっても 有料パンフ読む暇無し
あっ❗️ホームページHPは 動画含め全て 事前に繰り返し見てます。
いかんなぁ 3行で行こうと思ったのに 行が増えていく。
こういうのを 冗長 と言います。
大団円か 試練か 悲劇か その他か 映画館で観てのお楽しみ❗️
皆んなも アカデミー 85 分 で味わってみないか❓あと エンドロールの後に一画面あります。
まあ 映画館も商売 プロpro だから 敢えての 『小ぶりで満員🈵演出』戦術かもな❓
仕事とはそういうこと。
猫が何回も水に落ちるのに、まったく濡れているように見えない。 猫を...
猫が何回も水に落ちるのに、まったく濡れているように見えない。
猫を飼った人ならわかると思うが、一回ブルっとしたぐらいで乾かんて。
ここで引っかかって、結構序盤から映画に入り込めなくなってしまった。
そこからの長いこと長いこと。いや、この内容で、この上映時間は長すぎるだろ。
襲い来る睡魔と闘いながら何とか最後まで鑑賞したが、結局何が言いたいのか、さっぱりわからず。
癒し系3Dゲームの配信を延々と見せられているようで、時間を無駄にしたという以上の感想が湧かない。
最初は可愛いかった猫の鳴き声も、だんだんうざくなってくる始末。
予告編および、本編の序盤まではワクワクしていただけに、本当に残念だった。
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