「一生懸命な猫にハラハラする」Flow コビトカバさんの映画レビュー(感想・評価)
一生懸命な猫にハラハラする
映像はとても美しいし、動物たちの生態や特徴なんかもよく捉えてる。
動物のキャラではないからセリフがないし、人間はいた痕跡はあるけど出てはこないから何があったのかは分からないけど、それは大した問題ではない。
動物たちのやりとりに若干の無理設定は否めないものの臨場感がある。
それぞれ意外にも有能なのに犬たち...。
しかし思ってた洪水とは違っていて、ただの災害ではないのは想像に難くない。本能のままに生きようとする動物たちの目線で見る終末世界に圧倒され、水の表現が綺麗だと思うのと同時に怖さを感じた。
終盤の急激なファンタジー展開にスクリーンも気持ちもザワザワしつつ、無事でよかったひと安心、と思っていたら犬たち...。
明確なストーリーもセリフもないから、丁度いい長さかなと思う。
来週『Away』を観るのが楽しみ。
パンフレット売り切れで残念。
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