「黒猫になって大冒険!だけじゃなかった」Flow ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
黒猫になって大冒険!だけじゃなかった
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ある黒猫が住む家に飼い主はいない。
ある日、洪水が押し寄せ流れて来たボートに乗り込むと、同じように流されてきた動物たちと同乗することになる。
黒猫の目線で進む物語は、ただの冒険の話ではなかった。
人がいた気配はあっても、誰も登場しない。
どうやら度重なる洪水被害のために、人類は滅亡したようだ。
自然の風景の精細で美しい。
リアルな風景に対して、動く動物たちは絵画的、ポスターカラーで描いたような優しい感じが出ていて良かったです。
動物たちのほとんどがそれ自体の鳴き声で、セリフが一切ないため、そのまま全世界で観てもらえるのもいい。
他のメジャー系スペクタクル大作群を抑えて、本年度アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞!
当然ながら、作品の価値は、製作費や物量には比例しないことが証明されて本当に良かった。
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