「ノア?」Flow ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)
ノア?
ラトビアのアニメーション。
50名程度という、ハリウッド作品に比べたら自主映画といっても良い規模で製作されたとのこと。
また、同時期公開の「野生の島のロズ」がかなり動物たちが喋り人間も登場するのに比して、こちらは人間文明の存在は明らかなものの人間は登場せず動物たちも喋らない。
アカデミー賞長編作品賞を受賞しただけのことはあり、背景の描写などは非常に美しく、動物たちも絵画のようなテクスチャで描かれているし水などの表現も美しい。
ただ、動物たちの動きは若干ゲーム的というか背景との接点でちぐはぐなところもあった。
動物たちは喋ることなく自然な動きをするにも関わらず、その行動原理は非常に人間的で、利他的だったり利己的だったり、ある意味擬人的なのが逆に上手く飲み込めない…
そこも含めてとてもゲーム的な印象。起こる出来事もノアの箱舟っぽいしね。
この表現にもっと合うストーリーがあり得たんじゃないだろうか…
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